東海支部 第72期総会・講演会 特別企画「社会現場で活躍するAI,ロボティクス」
〔開催日時〕 2023年 3月 10日(金) 14:00 ~ 15:50
〔開催方法〕 オンライン(Zoomウェビナー)
〔概要〕 人工知能(AI)がロボットに搭載されるなどして、急速に発展・普及しており、人口減少や少子高齢化に伴う人手不足、新型コロナウィルス感染症をきっかけとしたニューノーマルな社会の形成など、人間のパートナーとしての“AI, ロボティクス”の役割がますます期待されている。そこで、今回「社会現場で活躍するAI, ロボティクス」というタイトルで、『社会におけるフィールドロボティクス』と『医療分野におけるロボティクスやAIの最新状況』を題材として2件のご講演をいただく。
〔内容〕
14:00~14:50 講演(1)
ヤンマーホールディングス株式会社 中央研究所 主席研究員グループリーダー 杉浦 恒 氏
『ヤンマーのフィールドロボティクス』
これまで屋内での産業用が主体であったロボットが、近年の自動運転を嚆矢とした技術進展やデバイスの低廉化、社会の受容度の向上により、屋外の様々なシーンで活躍するいわゆるフィールドロボティクスが現実的になってきており、一部ではすでに実用化されている。本講演では、その中でも少子高齢化の影響を強く受け、人手不足が極めて深刻な農業分野、建設分野、海洋分野における自動化について、それぞれの分野の背景やこれまで我々が開発してきた様々なロボット、そのために構築した技術を紹介する。また企業内研究所としてロボットの事業化する際のポイントや問題点と取り組み、今後のさらなる社会実装のための課題を挙げる。
15:00~15:50 講演(2)
FAIN-Biomedical 社役員 池田 誠一 氏
『医療分野におけるロボティクスやAIの最新状況ならびに学術研究の実用化について』
医工連携研究から誕生したカテーテル血管内手術のシミュレーション用ロボットを提供する大学発ベンチャー企業を2005年に創業して、医療現場や血管内手術に関わる学術分野で18年間活動してきた。本発表では医療現場で活躍している、あるいは今後の導入や発展が期待されるロボティクスやAI技術について、最新状況を調査し取りまとめる。またこれまで大学発ベンチャーに携わってきた経験と視点から、学術研究が実際の医療現場に製品として取り入られるまでの道筋や、事業化以降の展開や産学官連携の姿などについて、本事業のロボットシミュレータが医療現場で技術教育などに導入されて世界中で使用され、役立てられている実例も紹介しながら概説する。
〔参加費〕 無料 (日本機械学会会員以外の方でもご参加いただけます。)
〔申込方法〕 東海支部ホームページからお申込みください
https://tokai2.jsme.or.jp/PaperMgr.cgi?Cmd=ActiveMeetingList
〇詳細はホームページ( https://www.tokai.jsme.or.jp/ )をご覧ください。
〔問合せ先〕日本機械学会東海支部事務局
E-mail: tokaim[at]jsme.or.jp ([at]を@に変換)