基礎から学びなおす流体力学 -自動車・航空機設計開発のために-
【U R L】
http://www.jsme-fed.org/events/
【協 賛】
自動車技術会,日本流体力学会,日本航空宇宙学会,可視化情報学会,船舶海洋工学会,土木学会,日本風工学会
【趣 旨】
流体力学と言ってもその分野は多岐にわたっています.今回はベルヌーイの定理,運動量の法則といった流体力学の基礎の習得はもちろん,自動車,航空機設計開発に必要な流体力学を展開します.広範かつ専門分野の高い視野から流体力学を再認識することが可能です.本講習会は,企業で実務経験数年程度の技術者や学部・大学院生を対象として,多数の方々の参加をお待ちしています.
【講師】
伊藤慎一郎(工学院大学教授) ,高木通俊(高木通俊技術事務所,元東海大教授),本橋龍郎(日本大学理工学部航空宇宙工学科教授)
【プログラム】
第1日:12月11日(火)
9:20~10:50 流体の性質一般,粘性力,レイノルズ数,圧力,:伊藤慎一郎
11:00~12:30 浮力,揚力,抗力,ベルヌーイの定理
12:30~13:30 昼休み
13:30~15:00 自動車の空力性能一般I:高木通俊
エクステリアデザインや燃費など、他のいろいろな性能と空力性能との相関をふまえつつ、空気抵抗低減の歴史を学ぶ。
15:10~16:40 自動車の空力性能一般Ⅱ
空力騒音・横風安定性・操縦安定性・耐熱性・視認性と空力性能の関連を考察し、さらに空力性能の優れた車両を画像で学ぶ。
16:40~17:00 質問コーナー
第2日:12月12日(水)
9:00~10:30 自動車のCDはどこまで下がるのか?
空気抵抗を圧力抵抗・摩擦抵抗などに分類し、各々の低減方法を考慮しながら、全体の抵抗がどこまで下げられるか推理する
10:30~12:00 風切音の低減
乗用車のもう一つの重要課題である風切音の発生原因・伝達メカニズム、それに対応する低減策を考える。
12:00~12:40 昼休み
12:40~14:10 航空力学全般(本橋龍雄先生)
流体力の発生,流れと物体の干渉,物体表面での応力分布,揚力と抗力,レイノルズの相似則
14:20~15:50 流体力と物体形状,物体形状への依存性,
流線型物体・鈍頭体物体,基本的な形状・・・平板・円柱・球・その他
16:00~17:30 翼の空力特性, 翼の開発,翼の分類,翼理論の概要,翼の迎角特性,翼の失速特性
18:00~20:00 懇親会(参加希望者)