講習会 人の介在に起因する機械労働災害 及び 不良製品製造による食品事故とそれらの防止策 -労働災害と不良製品製造防止-
2013年1月29日 | 産業・化学機械と安全部門講習会主催No.12
【協賛(予定)】
安全工学会,安全工学研究所,エンジニアリング協会,化学工学会,軟包装衛生協議会,日本機械工業連合会,日本金属プレス工業協会,日本高圧力技術協会,日本工作機械工業会,日本食品衛生協会,日本食品機械工業会,日本信頼性学会,日本電機工業会,日本製パン製菓機械工業会,日本非破壊検査協会,日本プラントメンテナンス協会,日本包装技術協会,農業機械学会,腐食防食協会
【開催日】
2013年1月29日(火曜日)10.00~16.00
【主旨】
製造産業界において機械本体による労働災害と,食品産業界では製造工程での製品品質不良による食品事故がある.どちらの事故もその防止のために機械設計段階でリスク評価から安全対策が施されている.
更に生産現場では手順書の作成,教育訓練が行われているがどちらの事故も後を絶たない.
機械安全については安全装置が作業性,生産性を高める為に現場作業者により無効化されたり,殆どの製造業が新製品,生産性向上対応として機械のシステム変更(改造)を行っているが,生産優先で安全変更管理に関する検証が不充分なまま操業され事故発生の要因となっている.リスク評価を行って安全対策をした機械も組み立て不良,定期メンテナンスにおける見落としなど,根本的な原因は操業開始時からライフサイクルに於ける機械安全に関わる検証と確認が不充分な為に起きた人的事故と言える.
また食中毒事故,製品品質事故についても微生物汚染,毛髪や害虫などの異物混入,原材料や包材の取り違えなど,殆どは人的ミスが原因となっているケースが多い.
本講習会では今までにない観点からそれらの事故を防止する目的に,実際に発生している様々な事故やトラブル及び事故の可能性の事例を元に,人的ミスはなぜ起きるのか,それを防止のためにすべきこと,考えるべきことを軸に,人的要因に関わる機械安全を確保する為の検証手法,安全機器の無効化を検出する手法,及び食品製造業における不良製品を作らない為の具体的な提案を行う.
司会:長岡技術科学大学 専門職大学院 非常勤講師 岡村 隆一
【演題】
〓:機械本体への人の介在に起因する労働災害の要因とその防止対策
-1:機械システムの変更による事故事例とその対策(仮題) 10.00~11.00
(Safety Craft代表 水野恒夫)
-2:安全機器無効化の現実と無効化検出手法 11.00~12.00
(長岡技術科学大学 専門職大学院 非常勤講師 岡村隆一)
<昼休憩1時間>
〓:ヒューマンエラーに起因する労働災害及び不良製品製造事例とその防止対策
-1:食品業界における衛生事故の原因とその対策 13.00~14.00
(今道コンサルタント事務所 今道純利)
-2:食品業界における異物発生の原因とその対策 14.00~15.00
(産業・化学機械と安全部門 食の安全委員会委員長
元味の素(株)/味の素エンジニアリング(株) 佐田守弘)
〓:質疑応答及びディスカッション 15.20~16.00
※事情により演題が変更となる場合もございます。予めご了承下さい。
【定員】
30名(定員になり次第締め切ります)
【申込方法】
申込者1名につき,行事申込書(学会誌会告内またはhttp://www.jsme.or.jp/gyosan0.htmからダウンロード)1枚(コピー可)に必要事項を記入し,代金を添えてお申込下さい.なお,Webからも申込みは可能です(http://www.jsme.or.jp/kousyu2.htm).