第118回講習会「機械工学の基礎講習会」 機械材料の基礎と解析
【趣 旨】
機械材料は機械の性能を左右する重要な要素であり,材料の特性とその解析技術を習得することは、機械技術者として不可欠となっています.初心者の技術者および学生を対象として,金属材料,複合材料,及び電子顕微鏡を応用した材料解析に関する知識を習得してもらう講習会を企画しました.また,特別企画として,本年度より施行された平成23年改正法(特許法)が研究・開発に与える要点を分かりやすく説明する内容を織り込みました.機械学会会員のみならず広く一般の方々で興味,関心をお持ちの方々,多数の参加をお待ちしております.
【対 象】
機械材料の基礎と解析、特許法改正の要点
【講 師】
徳島大学ソシオテクノサイエンス研究部 教授 高木均、教授 岡田達也、教授 出口祥啓
【次 第】
10:30~12:00 機械材料の基礎1(金属材料):高木均
鉄鋼材料,アルミニウム,銅,チタンなどに代表される金属系機械材料について概説し,これらの材料を使用する時に重要となるポイントについても解説する.
12:00~13:00 昼食
13:00~14:30 機械材料の基礎2(複合材料):高木均
複合材料の構成,特性,機能などについて概説し,最近注目されている炭素繊維強化プラスチック(CFRP)ならびに天然繊維強化複合材料についても解説する.
14:40~16:00 電子顕微鏡を応用した材料解析:岡田達也
最近の電子顕微鏡の進歩とそれを応用した材料研究について,走査電子顕微鏡(SEM)/後方散乱電子線回折(EBSD)および透過電子顕微鏡における電子線トモグラフィーを例に紹介する.
16:10~17:00 特許法改正の要点:出口祥啓(弁理士)
発明の新規性喪失の例外規定の見直し(30条の改正、公表後の出願有効性等)、共同研究等の成果に関する発明者の適切な保護等が研究、開発に与える要点を説明する.
【定 員】
徳島大学会場30名,遠隔講習受信会場4地点まで
【教 材】
当日配布
【申込方法】
はがき,FAXまたはE-mailで,「第118回講習会申込み」と題記し,(1)氏名,会員資格[会員番号] (2)勤務先名称,所属部課名 (3)通信先(住所,電話,FAX番号,E-mailアドレス)(4)受講方法(徳島大学会場もしくは遠隔講習受信会場)(5)送金内訳と振込日,振込予定日[徳島大学会場で受講の場合]をご記入の上,お申し込み下さい.送金は,銀行振込(広島銀行西条南支店/普通預金/No.2429670/口座名:一般社団法人日本機械学会中国四国支部)をご利用下さい.なお,送金には,上記内容を記入した用紙を添えて現金書留をご利用いただいても結構です.遠隔講習受信会場で受講ご希望の場合,TV会議システム相互接続の確認後,ご送金いただきます.
【申込締切】
2012年12月17日(月)
【ご注意】
遠隔講習受信会場は三浦工業株式会社、山口大学となります.最大4地点まで可能ですので,遠隔講習を追加で希望される場合には,申込をお願いします(先着順).申込後に徳島大学のTV会議システムと申込受信会場のTV会議システムとの相互接続確認を行います.