日本機械学会北陸信越支部 特別講演会 「自動車よ、どこへ行く?日本自動車産業の未来」 - 自動車開発/産業に携わった40年から -
共同主催:日本機械学会北陸信越支部・精密工学会北陸信越支部
共 催:福井大学産学官連携本部自動車部品研究部会、福井県自動車部品製造協会
【開催日】
2012年12月3日(月)13:00~15:00
【講 師】
HSK東京コンサルテング 代表 保坂 武文
(元 本田技術研究所常務取締役,F1開発総責任者)
【概 要】
幼少より動力源・エンジンに興味を持ち、人生のほとんどを内燃機関・自動車の研究開発で費やした経験を通し、これからの自動車の進むべき道、それに伴う日本の自動車産業の姿を考えてみる。戦後、日本の自動車産業は、60年代の池田内閣の所得倍増政策と相まって、人々の「楽に、安全に、速く、個人単位で」移動したいという本質的欲求を満たす大衆車が開発され、熱狂的に社会に受け入れられた。モータリゼーションの始まりである。その後この黎明期を経て破竹の勢いで日本自動車産業は、世界へ展開、この間、社会問題になった公害・排気ガス・安全問題を日本の新技術で次々にクリヤーし、日本の自動車産業は世界で不動の地位を築いていく。しかし近年、そのお家芸となった自動車技術産業が、中国、韓国に追い上げられ、陰りが見え始めている。自動車そのものも、若者離れが始まり、ライバルも車では無くiPad,スマホに変わってきている。また周りを見渡せば、温暖化、エネルギー問題等々から、電気自動車やハイブリット車、FC車の開発競争が次世代産業とばかりに激化し始めている。車はどこへ行こうとしているのか?今後とも自動車産業は日本の基幹産業たりうるのか?生き残りを賭けて、研究開発しなければならない商品やその技術の方向性、準備しておく新技術は?等々について、将来のモビリテイ、自動車産業の方向性について一つの考え方を紹介する。
【定 員】
100名
【申込方法】
「北陸信越支部特別講演会参加申込」と題記し,(1)氏名,(2)所属,(3)E-mailアドレスをご記入の上,下記申込先までE-mailもしくはFAXでお申込み下さい.当日受付も可能です.