特別講演会「超高速エレベータおよび超大容量巻上機の開発」
【開催日】
2012年12月12日(水)15:00~17:00
【演題1】:「分速1000mの壁を破ったエレベータの新技術」
講師 :(株)東芝 府中事業所 電力・社会システム技術開発センター 中垣 薫雄 氏
要旨 :高さ508mを誇る超高層ビル台北101には、地上から89階の展望台までを39秒で結ぶ、分速1010mの世界最高速エレベータ(2012年9月現在)が設置されている.このエレベータは世界で初めて分速1000mの壁を破ったもので、「安全で快適」を実現するために、アクティブ制振装置や気圧制御システム、大容量非常止め装置など、様々な新技術が使われている.これら新技術を中心に紹介する。
【演題2】:「東京スカイツリー(R)用エレベータ巻上機の開発」
講師 :(株)東芝 府中事業所 電力・社会システム技術開発センター 野田 伸一 氏
要旨 :東京スカイツリー(R)用エレベータは、分速600mで40人の乗客を一度に東京スカイツリー天望デッキまで運ぶもので、超高速・超大容量・高昇降行程という特徴がある。このエレベータを実現したコア技術の1つが「超高速・超大容量の巻上機」である。高トルク・軽量化・低振動の実現、その他様々な技術課題を克服・解決する必要があった。その開発概要やコンピュータシミュレーション、高層研究塔での実験検証について紹介する。
【定員】
120名
【申込方法】
事前の申込なく来られても構いませんが,下記問合せ先に事前にご一報頂けると助かります.奮ってご参加ください.