納得のロータ振動解析:講義+HIL実験
2022年12月20日 - 2022年12月20日 | 機械力学・計測制御部門ハイブリッド開催四力学-基礎基礎講習会主催No.22-125
納得のロータ振動解析:講義+HIL実験
(機械力学・計測制御部門 企画)
開催日 2022年12月20日(火)
会 場 ハイブリッド開催(JSME会議室+Zoom)
趣 旨 ロータダイナミクス「回転機械の振動」に関する3課題について理論背景を講義により理解を深めます。
課題(1) ロータ関係者必須のバランスです。フィールド1面バランス法,および危険速度を次々と超える高次曲げ多面モードバランス法をHIL実習にて体験します。また、車載用モータ向けの静粛化のための3面弾性モードバランス法を基礎加振で実現する方法をHILデモします。
課題(2) ロータ関係者を悩ませる流体力起因の安定性を扱います。この不安定は,隙間流れ特有のクロスばね効果に起因し、それを最新のλモデルで表す安定限界の事前予測法をHIL実習にて理解します。
課題(3)機械振動系をメカトロ風にブロック線図で表し、不釣合い振動など計測される閉特性を開特性に変換する方法を提案します。危険速度(固有振動数、ゲイン交差周波数)や安定性(減衰比、位相余裕)を、開特性から理解する新しい力学の基礎を講義します。ロータの曲げ振動やパワートレイン系のねじり振動を例として扱います。
Pythonの導入:HILデータ解析には、必要に応じ、Pythonを活用します。
回転機械の開発・設計者,加えて現場での品証・振動診断に従事する方々を対象としています。また,ロータ振動に従事し始めた方,幾多の経験的知識を体系的に再構成したいベテランの方などにも好適です。
タイムスケジュール
時間 | 内容 | 講師(敬称略) |
09:00 | 開場,受付開始 | |
10:00~12:00
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1.ロータダイナミクスの基礎:バランス
・剛体モードと弾性モードのロータバランス技術の原理 ・不つりあい振動と1面および多面ならびに加振バランス法(HIL) |
松下修己 防衛大学校 名誉教授 元日立製作所
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12:00~13:00 | 昼食 | |
13:00~15:00
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2. ロータ安定性と加振による安定限界事前予測
・λホワールモデルの紹介と安定性解析 ・ロータ軸加振による応答計測と安定限界余裕の評価(HIL) |
松下修己 防衛大学校 名誉教授 元日立製作所
藤原浩幸 防衛大学校 教授 |
15:00~16:45
質疑~17:00 |
3. メカトロ二クス知見に基づく開特性による振動評価
・ブロック線図による機械振動系の表現と解析手順紹介 ・剛体・弾性モードの開特性による振動評価(固有振動数と減衰比) ・パワートレイン系ねじり振動の制振(ソフト動吸振器応用) |
定 員 70名(申込み先着順により,定員に達ししだい締め切ります)
JSME会議室への入室は先着20名、その後はオンライン参加
聴講料(税込) 正員15,000円(学生員7,500円),会員外30,000円(一般学生13,000円)
いずれも教材の代金を含みます。
教 材 「実践:機械システム回転機械の振動」、「演習:同左」コロナ社発行 他,配布資料
※ご入金確認できた方に順次教材を郵送いたします.
※本講習会には教材のみの販売はありません。また,教材をすでにお持ちの方も同料金となります。
申込方法:Peatix(https://jsme22-125.peatix.com/view)よりお申し込みください.
申込締切:2022年12月9日(金)
※学生員から正員資格へ変更された方は,卒業後3年間,本会講習会への聴講は学生員価格にて参加が可能です.下記申込先フォームの会員資格は「正員(継続特典)」を選択し,卒業年と卒業された学校名を「通信欄」に記載ください.
※特別員の資格(会員扱い)で行事に参加される場合,聴講料は正員の価格となります.下記申込先フォームの会員資格は「特別員」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」をご記入下さい.
※「特別員行事参加無料券」を利用される場合,聴講料は無料となります.予め「特別員行事参加無料券(原本)」をご用意の上,「特別員 行事参加無料券利用」としてお申込みください.申込完了後,担当職員まで「自動返信メール」「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.
問合せ先 日本機械学会事務局(担当職員 上野 晃太)
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号KDX飯田橋スクエア2階
E-mail:ueno(at)jsme.or.jp