第28回トワイライトセミナ- プロセス産業におけるSQDC工程管理表を活用した安全管理活動の推進
2013年3月06日 | 産業・化学機械と安全部門特別講演会主催No.13
【開催日】
2013年3月6日 (水) 18:30~20:00
【趣 旨】
当部門は機械学会の中でも,とりわけ横断的色彩が濃い部門である.対象は,建設機械,農業機械,食品(加工)機械など,多くの産業機械関連分野,そして,化学装置,化学プラント等,化学品製造に関わる化学機械関連分野である.当部門はこの特長を生かし,多種多様な関連産業に共通する課題を見いだし,情報の共有化,情報の発信をしていくことを使命と考えている.その一つとして「安全」を取り上げている.
また,関連する機械が多種多様であることから,社会で実務経験を有する技術者も多彩であることを示している.今日のように複雑化した機械技術においては,各技術者が専門とする技術のみでは解決できない場合も多々あると考える.複数の技術の融合により,より高度な技術に発展していく可能性がある.そのためには,情報収集と懇談の場を提供する必要があると考えて,本企画を計画した.今後も定期的に開催していく予定である.
【講演要旨】
多くの事業場では「安全第一」を掲げているが,日々の活動の多くは生産性向上,品質確保を目的としたものであり,安全管理のための活動は特別で手間暇の掛かるものとして,あまり積極的には行われていないのが現状である.一方,従来のQC工程図による製造業務実施の中で安全に関して意識的に管理すべきポイントを加え,不可分であるSQDC(Safety, Quality, Delivery, Cost)の統合的な観点によるSQDC工程管理表がある.本講演ではプロセス産業においてSQDC工程管理表を活用した安全管理活動の推進について紹介する.
【講 師】
島田 行恭
(独) 労働安全衛生総合研究所 化学安全研究グループ 上席研究員
【定 員】
30名