一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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最適設計法の基礎数理

2023年12月13日 - 2023年12月14日 | 設計工学・システム部門ハイブリッド開催若手CP対象講習会No.23-108

若手会員のための資格継続キャンペーン対象講習会

【開催日時】
2023年12月 13日(水),14日(木) 13:10~17:40

【開催形態】
現地+Zoomハイブリッド開催
現地会場:ウィンクあいち(〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38)
JR名古屋駅から徒歩5分

◆参加費のご入金が確認出来た方には,開催3日前を目途に、ZoomミーティングIDとパスワード・当日用資料について,お申し込み時のメールアドレス宛へご連絡します.

【協賛】
日本設計工学会,日本計算工学会,塑性加工学会,日本船舶海洋工学会,精密工学会,自動車技術会,日本航空宇宙学会
【趣旨】
イノベーティブな製品設計を実施するうえで,最適設計の方法は今や必要不可欠な存在となっています.最適設計の手法は日々高度化が進んでいますが,一方で,最適設計を真に効果的に活用するためには,その背後にある数理的な原理・原則を理解した上で,効果的に活用することが求められます.そのため,多くの研究者や技術者に対して、数理的な理論体系を基礎から包括的に学ぶ機会を提供する必要性を感じ,この講習会を企画いたしました。今回は,日本を代表する最適設計の研究者が講師として登壇し,二日間にわたり,基礎数理から最新理論までを講義していただきます.
【プログラム】
12月13(水)

13:00-13:15 受付
13:15-13:20 開会の挨拶
1. 13:20-14:20(質疑応答14:20-14:30)
「最適設計の基礎」

京都大学 西脇 眞二

本講演では,最適設計の基礎として,最初に設計変数,目的関数,制約条件をどのように設定し,最適化問題を定式化するかを説明する.次に,その定式化された問題の一次の必要条件であるKKT条件の導出方法について説明する.そして,そのKKT条件からどのように最適設計解を導くかを簡単な構造最適化問題を用いて説明していく.

休憩(15分)

2. 14:45-15:45(質疑応答15:45-15:55)
「トポロジー最適化の基礎と応用」

豊田中央研究所 川本 敦史

本講義では、はじめに、トポロジー最適化の基本的な考え方について触れ,この手法を構成する方法論について解説する.続いて,マルチフィジックス問題およびマルチスケール問題に応用する際の要点を説明し、熱応力緩和問題、熱伝達最大化流路設計問題、軽量高剛性設計問題などの具体的な事例を中心に、当研究所の設計計算の取り組みを紹介する.最後に、動的問題への拡張と、この分野の最新動向を紹介する。

休憩(15分)

3. 16:10-17:10(質疑17:10-17:20)
「力学的に自然な構造体設計のための形状最適化手法」

豊田工業大学 下田 昌利

曲面が醸し出す意匠はデザイナーやユーザーを魅了する.適切な曲面設計は軽量化や特性の改善に大きく寄与する反面,不適切な設計は改悪を招く.本講座では力学的に自然な曲面形状を設計変数のパラメータ化なしで簡便に効率的に求めることができる形状最適化手法について基礎からシステム構築までを解説する.市販のFEコードと組み合わせたシスエムを用いた骨組,シェル,ソリッド構造への適用,及びポーラス構造のマルチスケール設計への適用例も紹介する.

4.  総合討論 17:20-17:50

12月14日(木)

13:00-13:10 受付

1. 13:10-14:10(質疑応答14:10-14:20)
「凸計画および整数計画による最適設計」

東京大学 寒野 善博

最適設計では,多くの場合,局所最適解を求めることを目標としている.これに対して,大域的最適解を得るための最適化モデリングとしての観点から,凸計画および整数計画を用いた最適設計法をとりあげる.まず凸計画(特に,半正定値計画および2次錐計画)と整数計画の定義と解法を解説し,次にそれらを用いた構造物のロバスト最適化や離散最適化などのモデリングを紹介する.

休憩(15分)

2. 14:35-15:35(質疑応答15:35-15:45)
「代替モデルを利用した「近似」最適設計法の誤差評価」

大阪公立大学 小木曽 望

代替モデルやマルチフィデリティといった近似最適化法の発展により,最適設計法が実用問題に適用できるようになってきた.「近似」最適設計とは,目的関数や制約条件の評価に近似モデルを用いる手法であり,厳密な解析法と比べて計算時間が節約できる代わりに,解析精度が劣ってしまう.その「誤差」をどう評価すべきかの視点から,近似最適設計法について解説する.

休憩(15分)

3. 16:00-17:00(質疑17:00-17:10)
「機械学習を利用したデータ駆動型トポロジー最適化」

大阪大学 矢地 謙太郎

トポロジー最適化の最大の魅力はその高い自由度にあるが、必ずしも万能ではない側面を持つ。例えば、乱流といった強い非線形性を有する問題を扱う場合に、有望な解の探索が難しくなることが少なくない。本講演では、従来法が抱える本質的課題の克服を目指す機械学習を利用したデータ駆動型解法について、構造および熱流体問題を中心とする最新の事例を交えながら解説する。

4.  総合討論 17:10-17:40

 

【定員】

定員:現地20名,オンライン定員無し.現地参加の希望は先着順とさせていただきます.

 

【参加費(税込)】
2日受講の場合:
正員・特別員(行事参加割引コード利用)・協賛団体一般30,000円,
正員(継続特典)・大学院生の会員(正員)・学生員・協賛団体学生15,000円,
会員外40,000円,一般学生15,000円.
1日受講の場合:
正員・特別員(行事参加割引コード利用)・協賛団体一般20,000円,
正員(継続特典)・大学院生の会員(正員)・学生員・協賛団体学生10,000円,
会員外30,000円,一般学生10,000円.

◆学生員から正員資格へ変更された方は,卒業後3年間,学生員価格にて講習会にご参加いただけます.お申し込みの際,「正員(継続特典)」を選択し,卒業年と卒業された学校名を「通信欄」にご記入ください.
◆大学院生の会員(正員)の方は「学生員」を選択し,「通信欄」に所属大学院名,課程・学年をご記入ください.
◆特別員(法人会員)で参加される場合,「行事参加料割引コード」のご利用で参加費は正員価格となります.お申し込みの際、「特別員」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい.
◆「特別員行事参加無料券」のご利用で,参加費は無料となります.「特別員(無料券利用)」としてお申込みの上,以下の担当職員まで「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
一般社団法人日本機械学会 設計工学・システム部門担当 秋山宛
◆協賛団体会員の方は「協賛団体一般」「協賛団体学生」を選択し,「会員番号」に協賛団体会員番号,「通信欄」に協賛団体名をご記入ください.

【教材】
上記参加費には教材1部(DL版)代金を含みます.なお教材(DL版)のみご希望の方は,行事終了後,1部につき会員6,000円,会員外(協賛団体会員含む)10,000円(いずれも税込み価格)にて頒布いたします.ご希望される方は12/21以降に下記ページよりご購入下さい.
https://www.jsme.or.jp/publication/event-pub/

【申込締切】
12月7日(木)
◆コンビニ/ATMでのお支払期限は,お申し込みから3日以内です。申込後3日以内にお支払いされなかった場合は自動でキャンセルとなります.
◆コンビニ/ATM払いでのお支払いの際は,上記参加費とは別に1件あたり220円(税込)の手数料をご負担いただきます.
◆原則として,決済後はキャンセルのお申し出がありましても返金できませんのでご注意願います.
本ページからのお申し込みについては,集会事業申込規約にご同意いただいたものとみなします.

【申込方法及び注意事項】
Peatixより受付
URL: https://jsme23-108.peatix.com

◆はじめてPeatixを利用される方は,お申込み前にPeatixアカウントを取得(新規登録)していただく必要がございます.(Peatixアプリのダウンロードは必須ではありません.)
◆本ページにある「チケットを申し込む」をクリックし,必要事項をご入力の上,お支払いのお手続きをお願いします.
◆お一人ずつ個人単位でのお申込みをお願いします.
◆参加費のお支払いには,クレジットカード・コンビニ・ATMのいずれかがお使いいただけます.
決済種別に関する詳細はこちらを,お支払い方法についてはこちらをご覧ください.
◆お申込内容は,PeatixアカウントもしくはPeatixより配信されるお申し込み詳細メールからご確認いただけます.メールが届かない場合は,「peatix.com」からのメールを許可するように受信設定をお願いします.
◆コメント欄およびメッセージ機能でのご連絡には返信できかねますので,下記の問い合わせ先に直接ご連絡ください.

【領収書】
◆Peatixより発行される領収データを領収書としてお使いください.領収書は,Peatixアカウントへのログイン時に表示されるチケット画面もしくはお申し込み詳細メールからご取得いただけます.取得方法等の詳細はこちらをご確認ください.

インボイス対応の領収書希望される場合,本会HP「よくある質問」の「お支払い等ー財務グループ編」→「領収書の修正(再発行)を希望します」をご参照ください.
https://www.jsme.or.jp/member/question/#reciept_md

【問い合わせ先】
設計工学・システム部門担当 秋山 宗一郎/TEL:03-4335-7616/E-mail: akiyama@jsme.or.jp

会場
ウインクあいち(愛知県産業労働センター)
会場URL
https://www.winc-aichi.jp/access/
申込締切
2023年12月07日

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