一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

メニュー

Pythonによる機械システムの振動解析の基礎

2024年2月15日 - 2024年2月15日 | 機械力学・計測制御部門ハイブリッド開催若手CP対象講習会No.23-134

若手会員のための資格継続キャンペーン対象講習会

Pythonによる機械システムの振動解析の基礎
(機械力学・計測制御部門 企画)
開催日 2024年2月15日(木)
会場 日本機械学会 会議室/Zoomミーティング
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4-1 KDX 飯田橋スクエア2階

趣旨
Pythonを駆使しての機械系振動制御関連の講義を、下記の拙書を教科書にして実施します。プログラミング言語としてPythonは、AIなどに応用され、大変有名なソフトです。著者らの使用感では、各種の数値演算はもとより、シンボリック数学も可能な大変頼もしい存在です。科学技術計算との親和性に満ちたソフトです。しかも基本「無料」も嬉しい。
本セミナーの獲得目標は下記の二つである。
一つはPythonの基礎を習得することです。インストールから始まり、微分方程式や行列演算に代表される工業数学を中心にPythonで力学問題の定式化を表現する実力を養います。特に実務で求められる、行列演算や結果の図式表現に力点を置いています。例えば、ボード線図やナイキスト線図、さらにはリニア軸やdB軸などインパクトある図形が紹介されます。工学の現場ではエクセルが計算と図形表現で巧みに駆使されていますが、演算能力からして数段格上のソフトであることが、セミナー終了時には感得されるでしょう。
二つ目は、実務適用事例として「振動工学や制御工学」分野への応用を紹介します。今までの工学教育では、理論式による一般論の展開が主で、具体的な応用例が希薄でありました。しかし、本セミナーでは理論に関し、一般論の式提示に続き、すぐ直後にPythonを用い具体的な計算事例でその内容を確認することができます。例えば、「固有ベクトルφは行列Aに関して直交する」と証明されても、具体的に「fitAfj=dij」を計算すれば合点がいくという次第です。このように具体的な計算で納得しながら、理論の主張するところ理解できることは最大の武器です。実務に役立つように、各種の実際的振動問題への適用事例や実践的な知識を教授します。

回転機械系はもとより機械系の機器開発・設計者、加えて現場での機器運転やメインテナンス・振動診断に従事する方々を対象としています。また、機械・電機系など工業で遭遇する振動の知見を新たに吸収されたい方、今までの経験的知識を体系的に再構成したい方などにも好適です。
本セミナーでは格段の予備知識を必要としません。複素数、行列、固有値などの振動関連用語を聞いたことがある耳学問レベルで十分です。またいろいろな工学「定義」用語を「なぜだ」と考え混迷している場合もあります。Pythonを用い、そのような用語や概念を数値として再確認し、自らの仕事に活用する端緒が得られることが本セミナーの目標です。

 

内容・講師

時間  テーマ   内容 講師(敬称略)
09:15 開場、受付開始
Pythonのダウンロード完了

※各自Pythonをインストール済み・可能な端末をご持参ください.

全員
10:00

-12:00

Python

導入基礎

 

第2章 Python速習十講

複素数を含む演算、配列や行列の演算、グラフ表示、エクセルとのデータ出し入れなど、実務に応用する上の必須項目を提供します。

保手浜拓也

三菱電機(株)

先端技術総合研究所

12:00−13:00 昼食 含む、アンケート記入
13:00

-14:30

私設関数

紹介

機械系の振動を実務で簡便に解析するためのツールである『私設』外部関数を10個紹介します。

(含む;プログラム設計図面「Pad」の紹介)

藤原浩幸

防衛大学校教授

(松下)

14:40

-16:40

Pythonと学ぶ振動制御

 

2つの科目について実務ベースプログラムを紹介します。

1.   振動工学 : 振動系と行列、固有値解析、モード解析、モード合成モデル

2.   制御工学 : 伝達関数、開特性、固有振動数、位相余裕、ボード線図、ベクトル軌跡図など

松下修己

防衛大学校名誉教授

元日立製作所

 

定 員 100名(申込み先着順により,定員に達ししだい締め切ります)
JSME会議室への入室は30名まで、オンライン参加なら100名までOK

聴講料
現地参加 :正員15,000円(学生員7,500円),会員外30,000円(一般学生13,000円)
オンライン:正員15,000円(学生員7,500円),会員外30,000円(一般学生13,000円)
※いずれも10%税込み,教材1冊分を含みます.

教 材 Pythonの基本と振動・制御工学への応用(コロナ社,2024)
著:松下修己、藤原浩幸、保手浜拓也
※ご入金確認できた方に順次教材を郵送いたします.

受講にあたってのご注意
※ご自身で使用可能なPCをご用意の上,ご参加ください.
※ソフトウェアを使って講義を進めます,現地会場では講師及び関係者によるフォローが可能ですが,オンライン参加の場合には対応できかねる場合がございます,あらかじめご了承ください.
※現地会場での受講をお勧めいたします.

 

申込方法
peatixより受付
https://jsme23-134.peatix.com/
申込み締切:2024年2月 9日(金) まで
○いずれも教材1 冊分の代金を含みます.
※教材を事前に郵送いたしますので,必ず期日までにお申込み下さい.

◆学生員から正員資格へ変更された方は,卒業後3年間,学生員価格にて講習会にご参加いただけます.お申し込みの際,「正員(継続特典)」を選択し,卒業年と卒業された学校名を「通信欄」にご記入ください.
◆大学院生の会員(正員)の方は「学生員」を選択し,「通信欄」に所属大学院名,課程・学年をご記入ください.
◆特別員(法人会員)で参加される場合,「行事参加料割引コード」のご利用で参加費は正員価格となります.お申し込みの際、「特別員」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい.
◆「特別員行事参加無料券」のご利用で,参加費は無料となります.「特別員(無料券利用)」としてお申込みの上,担当職員まで「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.

【Peatixご利用にあたっての注意事項】
◆はじめてPeatixを利用される方は,お申込み前にPeatixアカウントを取得(新規登録)をしていただく必要がございます.(Peatixアプリのダウンロードは必須ではありません)
◆申込みページにある「チケットを申し込む」をクリックし,お名前,ご所属,メールアドレス等をご入力の上,お支払いのお手続きをお願いします.複数人ではなくお一人ずつ個人単位でのお申込みをお願い致します.
◆参加費は全て税込み価格となります.
◆参加費のお支払いにはクレジットカード・コンビニ・ATMのいずれかがお使いいただけます.決済種別に関する詳細およびお支払い方法について詳しくはお申込みページよりご確認ください.
◆コンビニ/ATM払いでのお支払いの際は、1件あたり220円(税込)の手数料をご負担いただきます.
◆コンビニ/ATMでのお支払期限は,お申し込みから3日以内です.申込後3日以内にお支払いされなかった場合は自動でキャンセルとなります.
◆お申込内容は、PeatixアカウントもしくはPeatixより配信されるお申し込み詳細メールからご確認いただけます.メールが届かない場合は,「peatix.com」からのメールを許可するように受信設定をお願いします.
◆原則としてお支払い完了後はキャンセルのお申し出があってもご返金できませんので何卒ご了承ください.

【領収書について】
◆Peatixより発行される領収データを領収書としてお使いください.領収書はPeatixアカウントへのログイン時に表示されるチケット画面もしくはお申し込み詳細メールからご取得いただけます.
◆Peatixより発行される領収データには、適格請求書発行事業者登録番号の記載はございません。
インボイス制度に対応した領収書をご入用の場合、本会ホームページ内
“よくある質問→お支払い等-財務グループ編→領収書の修正(再発行)を希望します”
をご確認の上、別途メールにてご連絡ください。
よくある質問>お支払い等-財務グループ編>領収書の修正(再発行)を希望します

よくある質問

問合せ先 日本機械学会事務局(担当:上野 晃太)
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号KDX飯田橋スクエア2階
E-mail:ueno(at)jsme.or.jp

会場
日本機械学会会議室/Zoom
会場URL
https://www.jsme.or.jp/about/about-jsme/access/
申込締切
2024年2月09日

イベント一覧へ