一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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モータ駆動およびその電動システムの騒音・振動低減化技術

2023年7月11日 - 2023年7月11日 | 機械力学・計測制御部門ハイブリッド開催若手CP対象講習会No.23-50

若手会員のための資格継続キャンペーン対象講習会

No.23-50 講習会「モータ駆動およびその電動システムの騒音・振動低減化技術」
(機械力学・計測制御部門 企画)
開催日 2023年7月11日(火)
会場 TKP飯田橋ビジネスセンター(会議室+Zoom)

趣旨
SDGS対応技術に一つとして、モータを駆動源とする電動化システム関連分野の発展は近年特に著しい。それに伴い、高速動作、軽量化、精密な位置・速度制御など設計要求が厳しくなり、と同時にダイナミクス(振動・騒音)問題を併発している。本講座はこのような背景を鑑み、下記の二面からその対応解決技術を提案いたします。
(1) モータ駆動装置としての騒音・振動低減の対策設計技術
(2) モータ駆動回転器システムとしての騒音・振動低減制御技術

上記の(1)については、この道45年の大ベテランの設計者である野田先生が担当します。ご自身の大形(MW)モータに始まり、近年の車載用EV用モータ、家電用DCブラシレスモータなどの中小形(数100kW~数W)モータまでの一連のモータ設計関連技術に携わられました。その中で、静音化・低振動化の観点から、厳守すべき設計の方法や考え方ノウハウについては自身の多くの専門著書や論文の中で述べられています。本講義は、それらを通論する形で「モータの静音化・低振動化」の極意に絞って、分かりやすく系統的に講義いたします。また、いままでの職務の中で遭遇した振動問題に対する豊富なトラブル解決事例の紹介なども含まれます。次世代のモータ設計者に送る先人からの「現場に活かせるモータ設計とその使い方のノウハウ」が本講義の特徴であります。

続く(2)はモータを使う立場らの駆動回転機械システムとしての振動低減技術について解説します。この分野は、産業機械においてロータダイナミクス「回転機械の振動」と総称されてきたが、近年では自動車機器やメカトロ機器にも知見を拡大しています。この分野のベテランである松下先生が本講義を担当します。ここでは、ねじり振動や軸曲げ振動など回転機特有の挙動を対象とします。駆動源であるモータやインバータ装置は振動加振源の塊とも揶揄され、多くの振動問題が存在します。ここでは、低振動化への系統的に理解する試みとして,モデル化、共振メカニズムと回避、自励振動にたいする安定化技術などを、ロータ・メカトロニクスの視点からその考え方の神髄や技術ポイントを解説します。

実務に役立つように,各種の実際的振動問題の事例やその解決にむけて実践的な解釈を教授します。モータ関連回転器の開発・設計者,加えて現場で運転やメインテナンス・品証・振動診断に従事する方々を対象としています。また,振動に関する電機機械システム制御(メカトロニクス)的知見を新たに吸収されたい方,今までの経験的知識を体系的に再構成する方などにも好適です。

 

内容・講師

時間 内容 講師(敬称略)
9:15 開場、受付開始
9:45

-12:00

モータの振動騒音の対策設計法

1.モータ騒音・振動:実務設計に役立つ低減手法と適用事例

・モータ音や振動を発生しないようにするにはどうするのか?

・どのような発生メカニズムでモータ音がでるのですか?

・モータにCAEを適用するモデル化、境界条件とその設定法は?

・今後、モータ制振技術に求められる技術課題と方向性は?

・トラブル事例紹介と教訓

野田 伸一

元日本電産

上席主幹技師

元東芝 部長

12:00−13:00 昼休憩、アンケート記入
13:00-13:45 モータの振動騒音の対策設計法

(1の続き)

14:00

-16:45

モータ駆動系のロータダイナミクスと振動制御

2.モータ駆動回転器システムの振動と低減化

・1DFEMとモデル化:簡単で高精度なモード合成法縮小モデル

・モータ機構(周期構造物)振動系特有の共振とその対策

・回転器システムのブロック線図表現:開特性による振動特性評価

・回転軸ねじり振動系の安定化:機械対策から電機ソフト対策へ

・インバータ応用振動制御:速度(ASR)+力制御(ATR)+αを求めて

松下 修己

防衛大学校 名誉教授

元日立製作所

-17:00 まとめと連絡/質疑応答

定 員 現地48名+オンライン100名(申込み先着順により,定員に達ししだい締め切ります)
JSME会議室への入室は48名まで、オンライン参加なら100名まで可

聴講料(税込) 正員20,000円(学生員10,000円)、会員外35,000円(一般学生15,000円)
※いずれも税込み、教材代込み

教 材
・「実践 機械システムの振動」コロナ社発行
・「モータの騒音・振動と対策設計法」科学情報出版
・講義資料
※ご入金確認できた方に順次教材を郵送いたします。
※本講習会には教材のみの販売はありません。また、教材をすでにお持ちの方も同料金となります。

申込方法
Peatixより受付https://jsme23-50.peatix.com/
申込み締切:2023年7月4日(火) まで
○いずれも教材2 冊分の代金を含みます。
※教材を事前に郵送いたしますので、必ず期日までにお申込み下さい。

【Peatixご利用にあたっての注意事項】
・はじめてPeatixを利用される方は、お申込み前にPeatixアカウントを取得(新規登録)していただく必要がございます。(Peatixアプリのダウンロードは必須ではありません。)
・イベント登録ページにある「チケットを申し込む」をクリックし、お名前、ご所属、メールアドレス等をご入力の上、お支払いのお手続きをお願いします。複数人ではなくお一人ずつ個人単位でのお申込みをお願い致します。

・学生員から正員資格へ移行された方は、卒業後3年間、本会講習会へは学生員価格で参加可能です。申込先フォームの会員資格は「正員(学生員から正員への継続特典対象者)」を選択し、通信欄に卒業年と卒業された学校名をご入力ください。

・特別員の資格(正員扱い)で行事に参加される場合、聴講料は正員の価格となります。下記申込先フォームの会員資格は「特別員 行事参加料割引コード利用」を選択し、「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい。

・「特別員行事参加無料券」を利用される場合、聴講料は無料となります。予め「特別員行事参加無料券(原本)」をご用意の上、「特別員 行事参加無料券利用」を選択のうえお申込みください。「行事参加無料券(原本)」を以下問い合わせ先担当職員宛にご郵送ください。

・請求書の発行は対応できかねます。

 

【参加費の支払いについて】
■上記URLから7月4日(火)までにお申込みとお支払いをお願いいたします。
■参加費のお支払いには、クレジットカード・コンビニ・ATMのいずれかがお使いいただけます。
■コンビニ/ATM払いでのお支払いの際は、1件あたり220円(税込)の手数料をご負担いただきます。
■コンビニ/ATMでのお支払期限は、お申し込みから3日以内です。申込後3日以内にお支払いされなかった場合は自動でキャンセルとなります。
■お申込内容は、PeatixアカウントもしくはPeatixより配信されるお申し込み詳細メールからご確認いただけます。メールが届かない場合は、「peatix.com」からのメールを許可するように受信設定をお願いします。
■原則として、お支払い完了後はキャンセルのお申し出があってもご返金できませんので何卒ご了承ください。

 

【領収書について】
■Peatixより発行される領収データを領収書としてお使いください。領収書はPeatixアカウントへログイン時に表示されるチケット画面もしくはお申し込み詳細メールからご取得いただけます。取得方法等の詳細は下記URLをご確認ください。
https://help-attendee.peatix.com/ja-JP/support/solutions/articles/44001821741

 

問合せ先
一般社団法人 日本機械学会 機械力学・計測制御部門担当
上野晃太【E-mail:ueno(at)jsme.or.jp】
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号KDX飯田橋スクエア2階

会場
TKP飯田橋ビジネスセンター/Zoom
会場URL
http://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/bc-iidabashi/access/
申込締切
2023年7月04日

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