一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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基礎教育講習会 -エンジン技術の基礎と応用(その36)

2023年10月27日 - 2023年10月27日 | エンジンシステム部門オンライン開催若手CP対象設計技術-基礎講習会No.23-98

お申し込み者の皆様へ
10/25現在、参加者の皆様へ会議URLおよび資料のダウンロード方法をご案内済みです。

万一届いておりません場合は、下記問い合わせ先へご連絡をお願いいたします。

 

若手会員のための資格継続キャンペーン対象講習会

【開催日時】2023年10月27日(金) 9:30~16:50

【開催形態】オンライン開催(ZOOMを利用)
※ミーティングIDとパスワード,電子ファイル教材についてのご連絡は,開催4日程度前を予定しています.

【協賛(予定)】自動車技術会,石油学会,日本燃焼学会,日本マリンエンジニアリング学会,
日本内燃機関連合会,日本ガスタービン学会,日本エネルギー学会

【趣旨】内燃機関の継続的な利用に向けて,燃費および排出ガス性能の更なる改善が求められています.それらの課題解決に取り組む上で,知っておきたい内燃機関の基礎に関して,最先端技術も含めて経験豊富な講師からわかりやすく解説いただきます.今回は,新開発ディーゼルエンジン,排出ガス規制の最新動向と計測技術,F1パワーユニット,可変圧縮比エンジン,水素エンジンといった幅広い話題を提供し,次代を担う企業の若手技術者や学生に聴講いただき,内燃機関の更なる発展や革新を目指す一助にしていただければと企画委員一同願っております.

【テーマ・講師・司会】
司会:堀 司 大阪大学

9:30 – 9:35/ 挨拶 基礎教育講習会企画委員会 委員長 山口 恭平 国士舘大学
9:35 – 10:40/ (1)新世代3.3L直列6気筒クリーンディーゼルエンジンの採用技術
講演概要/ 新開発の3.3L直列6気筒ディーゼルエンジンは燃焼の理想追求と大排気量化を柱にした技術コンセプトによって,走り,燃費,排気の全ての性能を向上させた.2段エッグ燃焼室と高精度の多段燃料噴射を用いた空間制御予混合燃焼DCPCIによって上死点TDCでの高熱効率燃焼を中負荷まで適用した.大排気量化によってこの燃焼の適用を更に実用負荷域まで拡大し,同時に摩擦抵抗低減を図った.これにより実用域の多くを40%以上とする乗用車エンジントップレベルの高熱効率を達成した.また大排気量化は大幅な出力の向上と,排気再循環(EGR)拡大による排気クリーン化を実現した.これらによって「走る歓び」と「優れた環境性能」をこれまでにない次元に高めた.
講師:マツダ株式会社 エンジン性能開発部 志茂 大輔

10:55 – 12:00/ (2)排ガス規制の最新動向と計測技術
講演概要/ 国際社会においては,気候変動への対策として2050年時点のカーボンニュートラルが目標として掲げられ,エンジンシステムについても,CO2を含めた排出ガス全般に対してより厳しい規制・基準が検討されています.たとえば,EU加盟国で法制化が進む次期排出ガス規制「Euro7」では,従来の台上排出ガス試験から車載排出ガス分析計 (PEMS) による実路走行排出ガス試験へのシフトが見込まれ,EU以外の各国からも注目を集めています.また,米国では,カリフォルニア州, 連邦ともにNMOG + NOxおよびPMの大幅な規制強化を目指しており,カリフォルニア州では「LEV IV規制」がほぼ決定,連邦では「Tier 4規制」の検討が開始されています.この講演では,このような排出ガスの規制動向と計測技術の概要を紹介します.
講師:株式会社堀場製作所 エネルギー・環境本部 江草 隆志

13:00 – 14:05/ (3)F1パワーユニットの現在と動向
講演概要/ モビリティーにおけるカーボンニュートラル化の波は,近年の自動車レース最高峰のF1パワーユニットにおいでも同じ流れである.内燃機関主体で燃料を少しでも多く燃やす時代から電動デバイスの導入・出力の拡大,そして投入エネルギー制限による効率の追及の時代へと変わってきた.そのような背景でレースという厳しい競争の中で年々高効率化を目指して開発される現在のパワーユニットがどういうものであるかをホンダの挑戦を元に紹介する.また,そのF1がカーボンニュートラルに向かってさらにどのように変化していこうとしているのかについても紹介したい.
講師:株式会社 ホンダ・レーシング 4輪レース開発部 角田 哲史

14:20 – 15:25 / (4)日産VC-tエンジン生産開発秘話
講演概要/ 世界初の可変圧縮比エンジンVC-tは,内燃機関の開発者にとって理想を実現する新機構である.しかしながら,その量産化には多数の課題があり世に送り出すためには,新たな生産技術開発が必須であった.理想とする設計機能を,実現する新材料と新工法,高い信頼性を得るための量産技術開発は,経験豊富な成熟したエンジン生産技術者にとっても,高く険しい挑戦であった.本講にて,その一部を紹介するとともに,新商品開発における設計技術者と生産技術者によるコンカレントエンジニアリングの重要性について述べる.
講師:日産自動車株式会社 パワートレイン技術企画部 塩飽 紀之

15:40 – 16:45 / (5)水素エンジンの研究開発動向
講演概要/ エンジンの燃料に水素を利用する水素エンジンは,二酸化炭素の排出がほぼゼロという特徴から近年,エンジンのカーボンニュートラル化に向けた取り組みの一つとして,国内外で研究開発が活発化している.一方,水素エンジンの研究開発は長年進められており,国内では本学が1970年に研究をスタートしている.本講では,本学における水素エンジンの研究開発史を紹介するとともに,水素エンジンの特徴や課題,国内外の研究開発動向について紹介する.また,近年実現した高熱効率・ニアゼロエミッション水素エンジンや水素燃料がエンジントライボロジーに大きな影響を与える可能性についても紹介する.
講師:東京都市大学 及川 昌訓

16:45 – 16:50/ 閉会挨拶 トヨタ自動車株式会社 伊藤 慎一郎

【定員】100名 申し込み先着順により,定員になり次第締切ります.
【申込締切日】2023年10月20日(金)(締め切りました)
【聴講料(いずれも税込)】正員8,000円,会員外13,500円,協賛団体会員の方も本会会員と同じ金額です.
学生員/大学院生の会員(正員)無料,協賛団体の学生会員 無料,一般学生4,500円.
※参加費無料の方もお申込みをお願いいたします.

【申込方法】
Peatix(ピーティックス)にて受付します.詳細は下記URLよりご確認の上,1名ずつお申込みください.
URL :https://jsme23-98.peatix.com

※決済はクレジットカード,コンビニ/ATMが選択可能ですが,コンビニ/ATMでのお支払いの際は,1件あたり220円(税込)の手数料をご負担いただきます.
※Peatixコメント欄およびメッセージ機能で連絡いただいても返信できかねますので,ご不明点は下記問合せ先に直接ご連絡ください.
※学生員から正員資格へ変更された方は,卒業後3年間,本会講習会への聴講は学生員価格にて参加が可能です.下記申込先フォームの会員資格は「正員(継続特典)」を選択し,卒業年と卒業された学校名を「通信欄」に記載ください.
※特別員の資格(会員扱い)で行事に参加される場合,聴講料は正員の価格となります.下記申込先フォームの会員資格は「特別員 行事参加料割引コード利用」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい.
※「特別員行事参加無料券」を利用される場合,聴講料は無料となります.予め「特別員行事参加無料券(原本)」をご用意の上,「特別員 行事参加無料券利用」を選択し,お申込みください.申込完了後,担当職員までPeatixより配信される自動返信メールと,「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.
※大学院生の会員(正員)の方は「学生員/大学院生の会員(正員)」を選択し,「通信欄」に所属大学院名,課程・学年をご記入ください.
※協賛団体会員の方は「協賛団体一般」「協賛団体学生」のいずれかを選択し,申込先フォームの会員番号欄に所属団体の会員番号を、通信欄には協賛団体名をご記入ください。
※請求書の発行は対応できかねます.
※申込後のキャンセル,返金はできません.スケジュールをよく確認の上,参加申し込み頂きますよう,ご協力お願い申し上げます.

【領収書について】
Peatixより発行される領収データには、適格請求書発行事業者登録番号の記載はございません。インボイス制度に対応した領収書をご入用の場合、本会ホームページ内“よくある質問→お支払い等-財務グループ編→領収書の修正(再発行)を希望します”をご確認の上、別途メールにてご連絡ください。Peatixメッセージ機能での連絡はお控えください。

【注意事項】
※遠隔セミナー参加においては技術的なサポートはできませんので,ご了承ください.
※参加者による,セミナーの静止画/動画撮影,録音は禁止です.「レコーディング」ボタンで録音することは法律で禁止されています.
※当日の発表の音声,スライドの著作権は発表者に帰属します.
※必要なもの
視聴用のパソコン*必須
スピーカーとマイク(質問をする際に必要となります)
ウェブカメラ(PCに内蔵されているものでも構いません.必要に応じてご用意ください)
有線または無線ブロードバンドのインターネット接続*必須
※必ず前日までに機材の事前準備と動作確認をした上でご参加ください.
※(Zoomの場合)Zoomの事前テスト方法
https://support.zoom.us/hc/ja →ミーティングウェビナー→ 参加と開始
※Zoomに参加の際には,参加者氏名,会社名を表示いただきます.

【教材】
本講習会では参加者に教材(PDF)を提供いたします。また、講習会終了後に教材を販売する予定です。ご希望の方は、開催日以降に下記よりご購入下さい。一般価格5,000円、会員価格3,000円(いずれも消費税込み)協賛団体等会員への販売価格は一般価格となります。
※予約注文は承っておりません。

行事刊行物

【問い合わせ先】
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
総務グループ 担当職員 渡邊/E-mail: watanabe@jsme.or.jp

会場
オンライン開催
申込締切
2023年10月20日

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