一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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日本機械学会連続講座(NEDO共催)「法と経済で読み解く技術のリスクと安全」~社会はあなたの新技術を受け入れるか~第3回 ロボットに係る社会制度の現状と課題

2013年9月20日 | 法工学専門会議特別講演会

【開催日】
2013年9月20日(金)17.30~19.30

【第3回講師】
真野敦史((独)新エネルギー・産業技術総合開発機構 主任研究員)

【第3回講演趣旨】
「私たちは既にロボット技術(RT)に囲まれている」と聞いて,皆さんは信じられるでしょうか.実際,私たちの身の回りには,RTが溢れています.
例えば,エアコン,冷蔵庫,洗濯機等の家電製品は,人・モノの存在を検知して最適な運転をしてくれますし,自動車は障害物を検知して自動停止し,自動販売機は顧客を識別して未成年への販売を自粛したり,お勧めの商品を教えてくれたりします.体が不自由な方々の自立を支援するある装着型ロボットは,既に160施設(2013年3年時点)に導入されました.
「ロボットが築くスマートな社会」は,決して遠い未来の話ではありせん.映画に出でてくるような二足歩行ロボットが私たちの家族や友達と同等に存在する世界はまだ遠い未来の世界だとしても,RTは既に様々な社会システムに組み込まれ,生活に溶け込みながら,私たちとの共存が始まっているのです.
このような社会で私たちは,「人の代替」たるRTとどのように向き合えばよいのでしょうか.そもそも「人の代替」との認識は正しいのでしょうか.仮に自動車が自動的に止まらなくてけがをしたら,ロボット兵器の誤作動で市民が負傷したら,誰がどの様な責任を負うべきで,社会はどの様な制度で技術革新と社会健全性のバランスを保つのでしょうか?負の影響をも有するRTの役割は倫理的にどのように考えるべきでしょうか?
「ロボットに係る社会的制度の現状と課題」は決して新しいテーマではなく,「ロボット工学の三原則」(1950年)を嚆矢として,これまで様々な議論が行われています.RTが普及し始めた今日,改めて議論するべき時期にあると言え,欧州でも「Robolaw Project」が2012年から進められています.このテーマは「古くて新しい」「近くて遠い」「言葉遊びのようで深刻な」「妄想のようで現実的な」「分かったようで手探り状態」の議論なのです.
今回の講座では,参加者の皆さんとのディスカッションを通じて,RTを取り巻く様々な社会的課題や制度の在り方はどうあるべきか,今後RTとどの様に共存し使いこなすべきか等についての理解を深め,最適な解に近づいていければと考えています.

【第4回講演】
技術安全のための経済学的思考:インセンティブとガバナンスの視点
開催日: 2013年10月18日(金) 17:30~19:30
第4回講師 岸本充生((独)産業技術総合研究所 安全科学研究部門 グループ長)

【新規申込方法】
日本機械学会連続講座参加申し込みと題記のうえ,(1)氏名,(2)会員・非会員(会員の場合会員資格・会員番号),(3)学校又は勤務先,(4)連絡先(電話番号,e-mailアドレス)を明記の上,下記申込先までE-mail又はFAXにてお申し込みください.なお、一度申し込みを受付し登録をされた方は、それ以降の講座に継続的に出席出来ますので、毎回申し込みをする必要はありません。

【本連続講座の開催趣旨】
福島第一原子力発電所の事故は技術の安全性に対する人々の信頼を失わせた.しかし,技術なしに現代社会は成り立たない.また,介護ロボットのような新技術は私たちの生活の質を向上させることが期待される.一方で,技術にはリスクがつきまとう.介護ロボットの誤作動で被介護者が死傷することもあり得る.社会に利益をもたらすとともに,リスクを内包する技術はどのような条件の下で社会に受け入れられるのだろうか.リスクが現実化したとき,技術者の責任は問われるのだろうか.今,新技術の開発に従事する技術者の胸に去来するこのような疑問に,現在の法制度のみならず,法と経済学,正義論なども視野に入れて,体系的に答えようという野心的な試みからこの講座は生まれた.技術のリスクと安全に関心のあるすべての技術者に是非聴講していただきたい.
なお,本講座は,日本機械学会が,(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構のご支援のもと,毎月1回程度の連続講座として,受講料無料で開催するものであり,出席率の高い受講者には,修了証書を付与する.

会場
日本機械学会 会議室(東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館5階)
参加登録費

無料

問い合わせ先

【問合せ・申込先】
日本機械学会事業企画グループ 担当 荒木弘尊
電話(03)5360-3506/FAX(03)5360-3508
E-mail:nedoproj-lt@jsme.or.jp

関連サイト
http://www.jsme.or.jp/InnovationCenter/nedoproj-lt/

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