一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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第32回イーブニングセミナー 自動車の安全と環境の最前線

2013年11月22日 | 東海支部特別講演会

共催:名古屋大学工学部機械系同窓会東山会
協賛:精密工学会東海支部,日本設計工学会東海支部,化学工学会東海支部,自動車技術会中部支部,計測自動制御学会中部支部,日本塑性加工学会東海支部

【開催日】
2013年11月22日(金)17:30~19:45

【内  容】
講演1: 「自動車の安全/環境行政の動向」
国土交通省自動車局技術企画室   室長 久保田 秀暢 氏
(概要) 17歳以下の若者の死亡原因の第1位は交通事故であり,また,産業分野からのCO2排出寄与率の第1位が運輸分野からの排出となっている.また,光化学スモッグ等大気汚染問題も自動車の排ガスの影響が大きい.このように我々が安全・安心な社会生活を営む上で,自動車に係る安全対策・環境対策を推し進めていくことは必要不可欠である.本講演では「人」「道」「車」のうち,「車」の技術面から見た安全環境対策の必要性を説明し,それを達成するための具体的な施策を紹介する.具体的には,①安全・環境に関する技術基準/評価手法策定の状況,②国連における国際的な基準調和活動を通じた安全確保,環境保全への取り組み状況,③先進技術・自動車の開発促進のための産学官の取り組み,等多方面から自動車の安全環境行政について説明する.

講演2:「HV/PHVの進化と最新動向」
        トヨタ自動車(株) HVシステム制御開発部 部長 阿部 眞一 氏
(概要) 将来においても,運転すること自体の喜びや自由に移動できる利便性および快適な移動空間を自動車から享受するためには,自動車を取り巻くさまざまなパワートレーンの課題,特にCO2排出量削減,エネルギーセキュリティ対応,および大気汚染物質の排出量削減を解決していく必要がある.ハイブリッド車はこれらの課題に対する解決策の一つとなっており,エンジン運転点の最適化,回生ブレーキ によるエネルギー回収,停車時のアイドルストップ,さらには低速/定常走行時におけるEV走行による燃料削減効果により,従来ガソリン車と比べて大幅な燃費向上を実現している.これらのメリットに加え,従来車と変わらないユーザビリティや信頼性の確保,および販売価格の低下に伴い,HVの販売台数は急激に増加している.本講演では,トヨタハイブリッドシステムの燃費改善のメカニズム,初代のプリウスからのHVシステムの進化,PHVの狙いおよびその効果について解説する.また,他社のHV.PHVの動向についても触れる.

【申 込 締切】
2013年11月8日(金)

【定員】
60名

【申込方法】
東海支部ホームページ(http://www.jsme.or.jp/tk/)からお申込みください.詳細はホームページをご覧ください.ハガキ,FAX,E-mailにてもお申込みできます.「東海支部第32回イーブニングセミナー申込み」と題記し,(1) 氏名,(2) 参加券送付先(勤務先か自宅かを明記),(3) 勤務先(所属先)名称・所属部課名・所在地,(4) 電話番号・FAX番号・E-mailアドレスをご記入の上,下記までお申込みください.

【企画幹事】
名古屋大学 水野幸治

会場
名古屋大学 理学南館理学セミナー室
(名古屋市千種区不老町)
地下鉄名城線「名古屋大学」下車③出口(西地区連絡通路出口)より徒歩5分
参加登録費

1,500円,学生:500円(軽食・アルコール飲料付)

申し込み先

日本機械学会東海支部
〒464-8603 名古屋市千種区不老町
名古屋大学工学部機械工学教室内
TEL&FAX (052) 789-4494
E-mail: tokaim@nuem.nagoya-u.ac.jp

問い合わせ先

申込先に同じ。

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