講習会 フルード(流体)を用いたアクチュエータ技術の最前線
[協賛:計測自動制御学会,精密工学会,日本設計工学会,日本ロボット学会,日本フルードパワーシステム学会]
【趣 旨】
油圧や水圧などの液圧流体や空気圧などの圧縮流体は,アクチュエータを駆動する動力伝達手段の基盤技術として広く産業分野で用いられています.また最近では,電場や磁場などの変化に対して機能を発揮する機能性流体が新たなアクチュエータの駆動原理として注目を集めています.本講習会では,フルード(流体)を用いたアクチュエータの動向について俯瞰した後に,ハイドロゲルとその人工軟骨などの医用材料への応用,水素吸蔵合金を利用したアクチュエータ,磁性ソフトマテリアルの可変粘弾性を用いたアクチュエータ,粗微動空気圧アクチュエータによるナノ位置決め,電界共役流体や電気粘性流体を利用したアクチュエータなど,フルード(流体)の特性を活かした新アクチュエータの駆動原理やその応用事例について,第一線で携わっている講師の方々にわかりやすく講義をしていただきます.本講習会を通して,新たな機器や駆動システムの設計・開発を目指す技術者,研究者および学生の皆様にとって,きわめて有用な知見が得られるものと確信します.奮ってご参加下さい.
【題目・講師】
9:10-9:30 受付
9:30-10.00 「フルードを用いたアクチュエータ技術の展望と課題」 田中 豊(法政大学)
10:00-10:50 「ハイドロゲルの溶媒透過と医用材料への応用」 鈴木 淳史(横浜国立大学)
11:00-11:50 「水素吸蔵合金を利用したアクチュエータ」 香川 明男(長崎大学)
11:50-12:10 実演展示1&全体質疑応答
(昼休み)
13:20-14:10 「磁性ソフトマテリアルの可変粘弾性とアクチュエータ」三俣 哲(山形大学)
14:20-15:10 「ベローズとシリンダから成る粗微動空気圧アクチュエータによるナノ位置決め」藤田 壽憲(東京電機大学)
15:20-16:10 「機能性流体がもたらすアクチュエータ技術のブレークスルー」竹村 研治郎(慶應義塾大学)
16:10-16:40 実演展示2&全体質疑応答
【定 員】
40名,申込み先着順により定員になり次第締め切ります.