講習会 「じっくり聴く境界潤滑の基礎と応用-常識と誤解-」
[協賛:日本トライボロジー学会,精密工学会]
【開催日】
2014年1月31日(金)10.30~17.40
【趣 旨】
潤滑の基本的メカニズムの一つである「境界潤滑」は,表面,潤滑剤,材料など摩擦面に関するさまざまな要素が物理的・化学的に複雑に絡み合った現象であるほか,流体潤滑のような理論体系が整っていないなど,技術者にとって非常に扱いにくい分野です.一方,機械の寿命や性能を左右するトライボ要素において,その潤滑に関わるトラブルが「境界潤滑」状態で起こること,近年「境界潤滑」状態で使用される要素が多くなってきていることから,避けて通れないのも実情です.
特に,「境界潤滑」に関連する問題の解決には,“機械屋”的な視点だけでなく“化学屋”的な視点が求められることから,日ごろから頭を悩ませている技術者も多いと思います.
本講習会では,境界潤滑の研究に関して国内の第一人者である益子先生をお招きし,”化学屋”的な視点もふまえて,その世界を“じっくり”と解説して頂きます.「境界潤滑」に対して今一つ理解不足を感じている研究者・技術者の皆様に,その理解を深める手助けとなるよう解説していただきます.
【題 目】
1. 10.30~12.20 「境界潤滑の基礎」
2. 12.20~13.20 (昼食)
3. 13.20~15.00 「境界潤滑の応用」
4. 15.10~16.50 「境界潤滑の誤解」
5. 16.50~17.40 質疑応答
【講 師】
東京工業大学大学院 理工学研究科 化学工学専攻 益子 正文 教授
【定 員】
50名,申込み先着順により定員になり次第締め切ります.