イブニングセミナー(第176回) 玉の科学
【開催日】
2014年9月24日(水)18.00~20.00
【趣 旨】
技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も,社会との深い関わりの中にあることは明らかである.われわれが新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.
【テーマおよび講師】
「原子,電子,種子,卵,地球も球の相似形.球形は保安自衛のカタチである.即ち,水は水滴になり,人は寒い時や強い風の時に,膝を曲げ,指を曲げて球形になる.球形は,最もシンプルな形である.」と語る講演者は,球とガラスに魅せられて玉の博物館を創りあげるまでに至った歴史を持つ.マイクロカプセルのような技術と融合したハイテク球体から,遊戯・スポーツ・インテリア,建築に至るまで,さらには大自然にそのまま存在する奇球についても話題は尽きない.
森戸祐幸(U-VIX代表取締役,東京理科大学客員教授)
<懇親会> 大学近くの「パブレストラン アミ」にて,講師を囲んで懇親会を行います.
会費 3 000円程度
次回予定:2014年10月29日(水)18.00~20.00