一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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講習会 「身近なCAEを設計へ! 活用手法の紹介」

2014年11月18日 | 設計工学・システム部門講習会No.14

(協 賛)
自動車技術会,精密工学会,日本設計工学会,日本計算工学会,日本シミュレーション学会

【趣 旨】 
3D設計が主流となった昨今, 機械製品の設計段階において,3D設計データをそのまま用い,仕様のCAE検討を行うことが出来るようになった.現在,市場で入手できるCAEツール種類も大きく拡がり,活用目的に合わせた機能を選択することが可能となったばかりでなく,FEMやCFDのオープンソースも存在し,簡便に,低コストでCAE活用が可能となって来た. このように設計現場ではCAEの運用コストや設計での使い易さも含めた活用方法が話題の中心となっている.
本講習会は低コスト/容易/フリーソフト等のCAEツールを用い,設計・開発の各現場に合わせたCAE活用とその評価技術例を紹介するとともに, 大学教育で行われている結果の検証と妥当性確認の考え方も含め,今後のその動向についての一助を示す. 現在,設計及び開発現場で,設計仕様検討対応している方,また,今後の開発環境を検討している技術マネージメントレベルの方に最適な講習会と考える.

【題 目】
1.  9:30-10:10「CAE を設計者が自ら用いて行う設計仕様検討の動向」
(株)本田技術研究所 内田孝尚
内容:
3D /Digital/IT駆使の設計・ものづくり」時代になり,従来の範囲を超え,高い創造性を生かした設計を行うことの出来る環境となった.その展開のひとつであるCAE駆使の創造設計(Creative Design with CAE)とその動向を説明する.

2.  10:15-12:25 「「やさしいCAEツール」を使った設計CAEのご紹介」
ムラタソフトウェア株式会社 辻剛士
内容:
設計段階からCAEを活用することにより設計・開発の出戻りを減らし,コスト削減に大きな効果が期待される.CAEを十分活用するためには設計者・開発者に
とってCAEが「やさしい」ツールであることが重要と思われる.やさしくCAEを活用するの為の「要素」を考えると「必要十分の解析機能」「操作性」「導入コスト」の3つが上げられる.これらを村田製作所設計部門が開発&活用してきたCAEソフトであるFemtet(R)の操作活用を通して説明する.
前半(講義)45分
設計者の道具としてのFemtet(R)(CAE) 等
後半(実習)90分
Femtet(CAE)の操作実習セミナーを実施
<< 事前準備のお願い >>講義後半は実際にFemtet(R)を使用した操作実習セミナーをご体感いただきます.受講いただく方はノートPCをご持参いただき,
以下のURLより事前にFemtetの試用版のお申し込みをお願いいたします.
試用版お申し込み https://x202.secure.ne.jp/~x202084/trial/

3.  13:15-15:25「フリーソフトでここまでできる!構造解析実践編」
~フリーソフトの有効性と限界~
株式会社キャドラボ 取締役 栗崎彰
内容:
フリーなビジネス・モデルがあらゆる分野に広がる中,フリーの構造解析ソフトウェアはそう多くはない.フリー・ソフトウェアは,商用のソフトウェアに比較して機能が劣ると思われがちだが,逆に有限要素モデル操作の自由度は高い.商用ソフトウェアでは容易にできないことが,フリー・ソフトウェアでは簡単にできる場合もある.
このセッションでは,Windows OS上で稼働するフリーの構造解析ソフトウェアを紹介し,実運用への有用性と限界を解説する.

4.  15:35-16:45「東京大学機械系学科及び社会人実務者向けのCAE教育の紹介」
東京大学大学院工学系研究科 教授 泉聡志
内容:
本講演では,東京大学工学部機械工学科で長く行われてきた有限要素法を中心としたCAEに関する講義・演習の試みとともに,講演者らが行ってきたCAEに関する社会人教育活動を紹介する.特に,CAEの教育において,最も重要である結果の検証と妥当性の確認(Verification and Validation: V&V)の考え方と,V&Vを実現するにあたって身に着けておくべき学問体系(力学,シミュレーション,実験)について述べる.

5.  16:45-17:00「Wrap Up」 参加者全員

【定員】
50名

【教 材】
教材のみ希望の場合は,Web (http://www.jsme.or.jp/kousyu2.htm) からお申し込み下さい.1冊につき,会員2,000円,会員外3,000円にて頒布いたします.

会場
日本機械学会会議室(東京都新宿区信濃町35)
参加登録費

【聴講料】
会員 10,000円(学生員5,000円),会員外 15,000円(一般学生7,500 円)(いずれも教材含む)
(協賛団体会員の方も本会会員価格で聴講できます)

申し込み先

http://www.jsme.or.jp/kousyu2.htmから御願いします.

問い合わせ先

〒160-0016 東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館5 階日本機械学会(担当職員 滝本真也)
E-mail:takimoto@jsme.or.jp

関連サイト
http://www.jsme.or.jp/dsd/lectures/14-139.pdf

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