講習会 「じっくり聴く機械要素の実用トライボロジー設計の勘所 ―接触面損傷未然防止と動力損失低減のために―」
[協賛:日本トライボロジー学会,精密工学会]
【開催日】
2015年2月6日(金)10.00~17.30
【趣 旨】
トライボロジー現象には未だに未解明なことが多い一方で、製品設計は定量的にしか行えないため、トライボロジーの知見をどう取り込み、機械要素の耐久性や性能向上に反映するかを考えなければなりません。この視点に立ち、本講習会ではトライボロジー現象のモデルと設計への応用を理解していただくために、講師独自のモデルとその設計式などを交えて解説して戴きます。
最初に、機械要素全般のトライボロジー設計を「潤滑状態」毎に分けて行うことが示されます。次に歯車や転がり軸受などを取り上げ、それらの「転がり・すべり接触面」の設計手法の勘所が解説されます。最後に、各種機械要素のトライボロジー全般にわたる課題、特に多くの設計者が誤解していることが示され、現実の対処策を懇談します。話題の中心は特に難解な「歯車や転がり軸受などの混合潤滑状態にある転がり・すべり接触面」になりますが、他の機械要素のトライボロジー設計の勘所についても示されます。
本講習会では、機械要素研究および機械製品設計の最前線で活動している早稲田大学の松本將教授をお招きし、研究者・技術者の皆様の問題解決に役立つよう、企業や大学での経験と事例を踏まえた解説をして戴きます。
【題 目】
1.10.00~12.00「機械要素のトライボロジー設計の勘所」
2.12.00~13.00 昼食
3.13.00~15.00「歯車や転がり・すべり接触面の摩擦係数評価による損傷未然防止と動力損失低減」
4.15.10~16.40「機械要素のトライボロジー設計と使用上の誤解と対策」
5.16.50~17.30 質疑応答
【講 師】
早稲田大学大学院 情報生産システム研究科 松本 將 教授
【定 員】
50名,申込み先着順により定員になり次第締め切ります.
【教 材】
教材のみご希望の方には,1冊につき会員5 000円,会員外10 000円にて頒布いたします.代金を添えてお申し込み下さい.講習会終了後発送いたします.なお,本講習会終了後は教材を販売いたしません.入手ご希望の方は本行事にご参加いただくか,または上記と同様の方法にて開催前に事前予約申込みをお願いいたします.