【開催日時】
2015年3月27日（金）15：00～16：30
（ただし，サロン終了後、45分ほどの見学会を予定しています）

【題目】
人間中心システムデザインに向けたデジタルヒューマン研究

【講師】
産業技術総合研究所　デジタルヒューマン工学研究センター長　持丸正明

【内容】
人間中心デザインという場合、多くは人間＝ユーザを指している。これに活用するデジタルヒューマン技術とは、一般的にはコンピュータ上に人体の物理モデルを再現して製品との相互作用を計算論的に予測する技術を指すことが多い。われわれの提唱するデジタルヒューマン研究は、より広範なスコープを持つ。人間としてユーザのみならず、従業員や社会を考え、人間にとって良いこと（短期的価値＝快適、長期的価値＝健康、安全、社会参加）を産み出す製品・サービスシステムが、実社会で持続するためのデザイン方法論の確立を目指している。本講演では、産総研デジタルヒューマン工学研究センターで開発した人間機能モデルを、社会実装事例とともに紹介する。さらに、デジタルヒューマン研究の総括として、社会実装のためのフレームワーク［価値（組織/従業員/ユーザ/社会）］×［技術・方法（対組織/対ビジネス/対システム/対データ）］を提案する。

【司会】
産業技術総合研究所　ヒューマンライフテクノロジー研究部門　西田正浩

【定員】
40名