日本機械学会中国四国支部 特別講演会 「燃料電池自動車MIRAIの開発とその魅力,今後の普及に向けて」
〔共催 鳥取大学工学部〕
【日 時】
平成27年11月13日(金)15:00~16:30(質疑含む)
【講 師】
トヨタ自動車株式会社 製品企画本部主幹 野正 斉
【要 旨】
水素を燃料とする日本初の量産型燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」は,車両に搭載した水素と空気中から取り込んだ酸素を燃料電池(FC)スタックに供給して化学反応させることで電気を発生させ,その電気でモーターを駆動し走行する電動車である.
FCVは燃料となる水素の充填時間が短く,航続距離が長いなど使用制約が少ないだけでなく,走行中にはCO2などの環境負荷物質を排出せず,排出するのは水だけというまさに「究極のエコカー」としてのポテンシャルを持つクルマである.
環境性能のみならず,一目でFCVとわかる未来感のあるデザインや運転していて楽しく,静かで気持ち良い乗心地などクルマとしての魅力についても紹介する.