特別講演会「日本刀の製作・研磨工程に見る技術伝承の在り方とその実際(実演)」
【開催日】
2015年12月1日(火)16:40~18:10
(共催)
金沢工業大学 精密工学研究室 金沢の伝統文化向上を志向した「鉄」の美と科学プロジェクト
【申込締切】
10月30日(金)
【講師】
河内一平氏(刀匠)
藤代龍哉氏(研師)
【講師略歴】
河内一平氏略歴:昭和48年奈良県生まれ.江戸時代より続く刀鍛冶の16代目.新作日本刀・刀職技術展覧会 金賞等 入賞多数.
藤代龍哉氏略歴:昭和54年東京都生まれ.老舗の研師 藤代家の4代目.祖父は人間国宝の故藤代松雄.刀剣研磨・外装技術発表会 特賞等 入賞多数.
【講演概要】
近代の「ものづくり」技術は高度化を極めているように言われますが,実際の生産現場では熟練技術者によるノウハウや技術伝承に頼る面が多々有ることも事実です.「温故知新」の名言で与えられるように,これからの技術者は先端技術を追い求めるだけでなく,技術伝承の在り方も理解し,その上でイノベーティブな活動が求められるのでは無いでしょうか.このような中,本講演では我が国が誇る鐵の芸術である日本刀に焦点をあて,その製作・研磨工程の実際と技術伝承の在り方をわかりやすく紹介して頂くことを通じて,参加者各位の一助になることを目的とします.