日本機械学会関西支部企画「機械の日・機械週間」記念行事 青少年のための講演会「のりもの最前線」
(後援)大阪府教育委員会,大阪市教育委員会
【日時】
2016年8月6日(土)13:30~17:00
【趣旨】
日本機械学会関西支部では,「機械の日,機械週間」記念行事として,青少年を対象とした講演会「のりもの最前線」を開催します.我が国が世界に誇る,日本の陸上,海上・海中,航空・宇宙での移動・輸送のための機器(のりもの)に関する最先端の話題を,多くの青少年の皆様に聞いていただくことで,科学技術,ものづくりの素晴らしさを理解し,明日の日本の発展の原動力になる科学者・技術者への憧れを抱いていただければと思います.理科好きの中学高校生をはじめ,多くの皆様のご参加をお待ちしています.
【プログラム】
コーディネータ 阪上 隆英(神戸大学)
13:30~13:35 はじめに 支部長(京都大学)北村 隆行
13:35~14:20 新幹線の最先端技術
西日本旅客鉄道(株) 車両部 車両設計室 麻生 隆司氏
昨年は山陽新幹線40周年を迎えるとともに北陸新幹線の金沢開業.今年は北海道新幹線が新函館北斗まで開業した.新幹線の300km/h超での安定した高速走行のしくみや降積雪での高速走行を可能にした北陸新幹線ついてその概要を紹介する.
14:20~15:05 トヨタにおける自動運転技術への取組み
トヨタ自動車(株) 東富士研究所 内藤 貴志氏
ここ数年自動運転に対する世の中の関心は大変高まってきている.本講演では,運転支援,自動運転のためのトヨタ自動車の取組みについて紹介し,技術の難しさと共に面白さについても理解を深めていただく.
15:20~16:05 H3ロケットの最先端技術
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 第一宇宙技術部門 堀 秀輔氏
宇宙へアクセスするための唯一の輸送手段であるロケットについて,現在わが国で開発中の新型基幹ロケット「H3」及びその最先端技術を示し,仕組みや技術を紹介する.さらに宇宙輸送の将来像について,世界の新しい動きとわが国の強みを踏まえた今後の方向性を解説する.
16:05~16:50 我が国の海洋調査研究船
三菱重工業(株) 下関技術部 船装設計課 藤原 孝紀氏
周囲を海に囲われた我が国は船舶の果たす役割が重要である.本講演ではその中でも特殊なオペレーションをになう海洋調査研究船に焦点を当て,その姿や役割について紹介する.また,最新の海洋調査研究船に求められている技術を解説し,船ならではの面白さ・奥深さを感じていただく.
16:50~17:00 おわりに 副支部長(三菱重工業(株)) 徳永 節男
【定 員】
180名(先着順)※事前の申し込みが必要です.