安全評価・認証の実務者が語る『機械安全と第三者評価・認証』
2016年9月09日 | 産業・化学機械と安全部門講習会No.16
(共催)日本電機工業会
(協賛予定)安全工学会,安全工学研究所,エンジニアリング協会,化学工学会,日本機械工業連合会,日本鍛圧機械工業会,日本金属プレス工業協会,日本高圧力技術協会,日本工作機械工業会,日本食品機械工業会,日本信頼性学会,日本製パン製菓機械工業会,日本非破壊検査協会,日本プラントメンテナンス協会,日本包装技術協会,農業食料工学会,腐食防食学会
【開催日】
2016年9月9日(金曜日)10:00~17:00
【主旨】
リスクを受け入れ可能なレベルに低減させた機械を設計・製造することは機械メーカの責務である。このために機械安全の安全要求の標準化が進められており、わが国でも日本工業規格(JIS)として発行されている。規格の要求に沿って機械が設計・生産されているかを客観的に確かめる方法として、第三者による評価制度があり、欧米では長年の実績がある。しかしながら、わが国では製造者による評価(第一者評価)及びユーザによる評価(第二者評価)に比べ、第三者評価が浸透していないのが実情である。
当講習会では、機械安全と第三者評価・認証の必要性とその意義及び第三者評価・認証を行う際に問題となる点を第三者評価・認証実務者により事例を交えて解説を行う。
司会:テュフラインランドジャパン株式会社 産業サービス部 杉田 吉広
【演題】
1.機械安全・機能安全規格の最新動向と機械エンジニアのための機能安全事例
午前開演 10:00~10:05
1)機械安全の国際規格動向とC規格(プレス機械)動向と適用事例
機械安全の国際規格エキスパートによる機械設計に関連する機械安全・制御安全とC規格(プレス機械)のこれまでの動向とプレス機械認証における適用事例について分かり易く解説する。
10:05~10:55
コマツ産機(株)
事業管理部
畑 幸男
2)機械エンジニアのための機能安全入門
欧州機械指令ではパフォーマンスレベル(PL)の表示が2012年から義務付けされ、機能安全の理解無しにはPLへの対応が難しくなっている。CEマーキングを始めとする国際安全規格対応の要点を解説し、
午後の講習「第三者評価の実務例」の導入編として最適な内容となっている。
11:00~11:50
富士電機
戸枝 毅
2.第三者評価の実務例
午後開演 13:00~13:05
1)ケース1:
機械安全 第三者評価や認証の申請に関するご相談事例や申請範囲や使用条件の捉え方の注意点、および、申請範囲や使用条件の違いか生じる適合性評価の違いについて事例を交えてご説明いたします。 13:05~13:55
ビューロベリタス 染谷美枝
2)ケース2:
機能安全 現状分析として、機能安全を導入する機械メーカ、製造販売するコンポーネント・メーカ、それぞれの導入形態について機械指令・整合規格を題材に理解する。2005年以降のIEC/EN 60204-1の変遷から始まった機能安全の積極導入とその背景について説明する。 14:00~14:50
テュフズード ジャパン 浅井由尚
休憩 14:50-15:05
3)ケース3:
電気安全 国内で使用実績のある電気・電子機器が初めてのCEマーク対応または国外出荷対応時の典型的な指摘事例と対策事例を紹介します。実際の事例を照会しながら国外向けで安全に関わる電気・電子設計コンセプトを解説します。 15:05~15:55
テュフラインランド フエンテス・アドリヤン
4)ケース4:
北米安全 特に米国(カナダ)における機械・電気安全と第三者評価・認証について講義内容をご検討頂く 15:50~16:50
UL ジャパン
今村 康敬
質疑応答及びディスカッション 16:50~17:00
※事情により演題が変更となる場合もございます。予めご了承下さい。
【定員】
120名(定員になり次第締め切ります)
【教材】
教材のみご希望の方,または聴講者で教材を余分にご希望の方は,1冊につき会員及び協賛団体会員2,000円,会員外3,000円で頒布いたします.
講習会終了後は教材を販売いたしませんので,開催前に予約申し込みをして下さい.
講習会終了後に発送いたします.下記URLより事前にお申し込み下さい.行事終了後発送いたします.
https://www2.jsme.or.jp/fw/index.php?action=kousyu_index&gyojino=16-100