一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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第5回講演会 「生物に学ぶ」

2016年11月11日 | 東海支部特別講演会

〔協賛:電気学会東海支部,精密工学会東海支部,自動車技術会中部支部,計測自動制御学会中部支部,日本材料学会東海支部,日本設計工学会東海支部,日本塑性加工学会東海支部〕

【開催日】
2016年 11月11日(金) 14:00~16:30

【趣 旨】
蜘蛛の糸を模した世界で最も強靭な繊維,壁や天井を自由に歩けるヤモリの足の裏の構造を模した強力なテープなど,生物が厳しい生存競争の中で永い年月をかけて獲得した形質や特徴を模倣する技術(バイオミメティクス)は新たなイノベーションを引き起こしつつあります.今回,昆虫や無細胞生物が持つシンプルで優れた構造や行動原理から学ぶことで得られた新しい知見や応用事例について紹介いただくとともに,生物に学ぶことの意義についてご講演いただきます.

【題目・講師】
14:00~14:05 開会挨拶と講師ご紹介 日本機械学会東海支部 担当幹事
14:05~15:05 講演1;『フナムシに学ぶ液体輸送デバイス』
講師:名古屋工業大学大学院 工学研究科生命・応用化学専攻 准教授 石井 大佑
概要:フナムシの後脚には水を効率よくエラまで輸送する毛状の微小構造で形成された表面張力駆動のオープン流路がある.本講演では,フナムシの流路構造を模倣した微細表面を作製し表面濡れ性を制御することで,液体輸送デバイスを構築した結果を示す.さらに、表面の微細構造を系統的に変化させことによる輸送能力最適化や,フナムシ模倣流路のもつ優れた機能についても言及する.
15:05~15:25 休憩
15:25~16:25 講演2;『粘菌からロボットへ ―単細胞が教えてくれること―』
講師:広島大学大学院 理学研究科数理分子生命理学専攻 教授  小林 亮 
概要:真正粘菌は多核の単細胞生物で,網状に展開した管の中を原形質を流動させながら移動している.この単細胞生物の行動に学ぶことで,最短経路探索やネットワーク設計のアルゴリズムを抽出した.また粘菌
を究極の自律分散系と見ることで,ロボット制御への展開を行った.
16:25~16:30 閉会の挨拶 日本機械学会東海支部 担当幹事

【定 員】
150 名

【締 切】
2016年11月4日(金)

【企画幹事】
名古屋工業大学 糸魚川 文広,(株)豊田中央研究所 稲垣 瑞穂

会場
名古屋工業大学 4号館 1Fホール
(名古屋市昭和区御器所町JR 東海 中央本線鶴舞駅下車 名大病院口から東へ約600m)
参加登録費

会員 2,500 円,会員外 4,000 円,学生員 1,000 円,一般学生 1,500 円
当日支払いは+1,000 円

申し込み先

右記Web サイトからお申込下さい.(http://www.jsme.or.jp/tk/)

問い合わせ先

〒464-8603 名古屋市千種区不老町 名古屋大学工学部機械工学教室内
日本機械学会東海支部 電話・FAX (052)789-4494,E-mail:tokaim@nuem.nagoya-u.ac.jp

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