一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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講習会 納得のロータ振動解析:講義+HIL実験

2016年12月22日 | 機械力学・計測制御部門講習会No.16

【趣旨】
ロータダイナミクス「回転機械の振動」から課題を2題を拾い,背景の理論を講義,HIL(Hardware In the Loop,計算機実時間波形ミュレーション)実習およびロータキット使った実験にて理解を深めます。
課題(1)はロータ関係者必須のバランスです。高速ロータを低振動で回転させる能力が無ければ,すべてのことは始まりません。ここでは,フィールドバランスの基本である1面バランス法,およびそれを敷衍した危険速度を次々と超えていく高次曲げモードバランス法を講義し,実際にHILおよび実験にてそれを体験します。
課題(2)はロータ関係者を悩ませる油軸受やシール関連の安定性です。この一例がオイルホワール・ホイップ振動で,隙間流れ特有のクロスばね効果に起因します。この問題に最新のλモデルを適用し,ロータを磁気軸受で外部加振した応答から安定限界を診断する方法を講義し,その有効性をHILおよび実験にて理解します。
今日は,計測信号処理をソフトで作る時代です。ロータ特有のホワール振動に特化した実践に役立つソフトを伝授します。回転機械の開発・設計者,加えて現場での品証・振動診断に従事する方々を対象としています。また,ロータ振動に従事し始めた方,幾多の経験的知識を体系的に再構成したいベテランの方などにも好適です。

【タイムスケジュール】
09:00 開場,受付開始
09:30~11:50 ロータダイナミクス トピックス講義
 弾性ロータフィールドバランス技術
  ・不つりあい振動と1面バランスの原理
  ・高次危険速度向けモード別バランスへの原理応用
  ・トラッキングフィルタとベクトルモニタの信号処理
 安定性の加振診断技術
  ・λホワールモデルの紹介と安定性解析
  ・磁気軸受(AMB)加振およびその効能
  ・加振応答解析の信号処理(Co-Quad関数)
11:50~12:50 昼食
12:50~14:50
 HILによる実習(Hardware In the Loop)
  ・HILシステムの紹介(Matlab,etc) 
  ・ロータ振動計測システムの紹介
  ・HIL(1):オイルホワール・ホイップ+シールホワール
  ・HIL(2):シールホワール
15:00~17:00
  ・HIL(3):ケーシングホワール
  ・HIL(4):ターボチャージャホワール
  ・HIL(5):バランス(釣合わせおもり決定の演習)
 加振とCoQuad関数測定から安定限界を推定
 AMBによる安定化制御手法の紹介デモ

講師:松下修己(防衛大学校 名誉教授,元日立製作所)
   藤原浩幸(防衛大学校 准教授)

【定 員】
30名(申込み先着順により,定員に達ししだい締め切ります。)

【教 材】
「回転機械の振動」コロナ社発行 他,配布資料
※本講習会には教材のみの販売はありません。また,教材をすでにお持ちの方も同料金となります。

【持ち物】
ものさし,三角定規,分度器,コンパス,電卓(出来れば関数電卓)
※バランス演習で使用致します。

会場
日本機械学会 会議室
東京都 新宿区 信濃町 35番地,信濃町煉瓦館5階
電話03-4335-7610/JR総武線「信濃町駅」下車,徒歩1分
会場URL
http://www.jsme.or.jp/japanese/contents/01/11.html
参加登録費

【聴講料(税込)】
正員26,000円(学生員12,000円),会員外40,000円(一般学生18,000円)
いずれも教材の代金を含みます。聴講料は,開催10日前までに着金するようご送金願います。なお,ご入金後は取消しのお申し出がありましても聴講料は返金できません。

申し込み先

【申込方法】
https://www2.jsme.or.jp/fw/index.php?action=kousyu_index&gyojino=16-137からお申し込み下さい。 ※ご入金後はキャンセルのお申し出があってもご返金できませんので,ご了承ください。
※領収書がご入り用の場合には http://www.jsme.or.jp/japanese/contents/02/receipt.html をご参照の上、別途お申し込み下さい.

問い合わせ先

日本機械学会事務局(担当職員 橋口公美)
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
電話03-4335-7615/E-mail:hashiguchi@jsme.or.jp

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