東北地区特別講演会 「次世代の臓器モデルとロボット外科手術」
2016年11月18日 | ロボティクス・メカトロニクス部門特別講演会主催No.16
(企画)ロボティクス・メカトロニクス部門/一般社団法人 次世代センサ協議会 東北支部
【開催日】
2016年11月18日(金) 15:00~17:30
【プログラム】
(1) 15:00~16:00
「柔軟な機構による医療機器開発」
講師:荒田 純平(九州大学 大学院 工学研究院 准教授)
現在,“Soft Robotics”とも呼ばれる柔軟性を有するロボットが注目されている.本講演では,ばねのような柔軟要素を機械動力の伝達・変換に用いることで,フレームに機構的働きを持たせ,小型・軽量・シンプルな構造を実現するための柔軟機構開発について解説し,その応用の具体例として,医療ロボットに関する取り組みを紹介する.
(2)16:30~17:30
「次世代手術トレーニングシステム:センサ統合型バイオニックシミュレータの現状と課題」
講師:新井 史人(名古屋大学 大学院工学研究科 教授)
医療の発展には,リアリティの高い手術トレーニングシステムが必要であるが,現在実用化されている生体モデルの多くは,生体の物理特性の再現が不十分であり,センサやアクチュエータといった機能デバイスを組み込んだものは少ない.本講演では,センサを統合し,モデルに生体類似の特性を持たせたセンサ統合型バイオニックシミュレータの現状と課題について述べる.