自動車開発における流体力学の活用
近年,自動車の車体開発においては,流体力学的研究が必須の検討課題になっています.流体力学が係わる自動車の性能は,燃費,高速操縦安定性,空力騒音,冷却,空調などの多岐にわたり,また,その研究・開発手法は対象課題に応じて様々です.
これら流体力学的研究の成果は,最近の自動車の車体形状などに具現化されていますが,本講習会では,この分野の第一線で活躍されている方々を講師に迎え,自動車開発における流体力学活用の実例を中心に講習を行います.当該分野の研究開発に携わっている若手の技術者,研究者および自動車開発に興味をもたれている大学院生,学部学生を主な対象としていますが,当該分野外の方々にもご理解いただけるよう平易に解説しますので,多くの方々にご参加頂きたくお願い申し上げます.
【題目・講師】
10.00~11.00 自動車と流体力学
郡 逸平(東京都市大学)
11.10~12.00 自動車開発におけるEFDの活用
池田和外(ダイハツ工業)
13.10~14.00 EFDのツールとしての自動車用風洞
山本芳嗣(大気社)
14.10~15.00 自動車開発におけるCFDの活用
柳本憲男(三菱自動車)
15.10~16.00 自動車部品開発における流体力学の活用
浅野秀夫(デンソー)
16.10~17.00 トータルエアロダイナミックスによる自動車の空力開発
炭谷圭二(トヨタ自動車)
17.00~17.30 質疑応答
18.00~20.00 懇親会(希望者のみ)
【懇親会】
懇親会ご希望の方は,人数確認のため申込書の通信欄に「懇親会参加希望」とご記入下さい.会員,会員外ともに参加費5 000円です.当日会場にて申し受けます.