「和時計とからくり人形」
【開 催 日】
2011年2月4日(金)12:40~14:10
【講 師】
白井 靖幸 (千葉工業大学工学部教育センター 教授)
【趣 旨】
日本に機械時計が伝わって,時計が作られるようになると,不定時法を指示する日本独特の和時計の技術が生まれました.また,時計の自動的に動く仕組みは,からくり人形に取り入れられ,さまざまな工夫がなされてきました.土佐出身の細川半蔵は,技術や知識等が口伝や秘伝書の形で伝承される時代の中で,「機巧図彙(からくりずい)」を著作しました.この本は部品図・組立図などを用いた一般向けの技術公開書であり,世界初の技術指導書と言ってもよいものです.この本に記述されている時計やからくり人形が記述どおりに復元できるのかどうかを試行錯誤して取り組んできました.この講演では,和時計とからくり人形について話を進めていきます.研究の成果としてのいくつかのからくり人形と時計も展示し,その動作について説明を交えながら見てもらう場も設けます.
【そ の 他】
多数の会員の皆さんのご参加をお待ちいたします.会員以外の方の参加も歓迎します.