一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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マルチボディシステム動力学の基礎

2011年4月26日 | 機械力学・計測制御部門講習会No.11

【開催趣旨】
マルチボディシステムの動力学は,航空宇宙機器,ロボット,自動車,鉄道車両,産業機械,建設機械など,機械系の幅広い分野における動力学的解析や設計・研究開発支援に役立てることができるだけでなく,人体など生体系の動力学的解析などにも適用可能な技術です.
本講習会は,これまで6回にわたり開催して好評だった「マルチボディダイナミクスの基礎」(基礎編)の動力学の部分を再構成したものです.基礎になる運動学の部分も別の講習会として本講習会の前日に実施されるため,続けて受講することが可能です.動力学ではこれまでと同様に,さまざまな運動方程式の立て方を中心に,動力学の基礎から3次元剛体系までを解説します.事例には,コマや剛体振子,車の操縦安定性を調べる二輪車モデル,簡易サスペンションモデルなど多数あり,参考図書にはMATLABを用いた順動力学解析プログラムが付いていて,実際的な技術を習得する絶好の機会です.
一定期日前に入金いただいた方には,予習用教材のPDFをE-mailにてお送り致します.講習すべき内容の密度が高いため,予習によって講習当日の学習負荷を軽減することを狙っています.特に,予備知識の少ない方は,しっかりと予習をお願いいたします.

【講師】
田島 洋(東京大学生産技術研究所)

【講習内容】
10.00~11.30
予習用教材に関する質疑応答と補足/拘束力消去法/ダランベールの原理を利用する方法/
仮想パワーの原理(Jourdainの原理)を利用する方法/
11.40~13.00
ケイン型の運動方程式を利用する方法/拘束条件追加法/
14.00~15.30
微分代数型運動方程式/
15.40~17.00
木構造を対象とした順動力学解析のための漸化型定式化/

【定 員】
48名

【聴講料】
会員10 000円(学生員5 000円),会員外18 000円(一般学生8 000円)
聴講料は開催日の10日前までに着金するようご送金願います.なお,聴講券発行後は取消しのお申し出がありましても聴講料は返金できませんのでご注意願います.

【教材】
講習会当日には,教材とパワーポイント資料を配布します.教材のみご希望の方には,1冊につき会員3 000 円,会員外4 000 円にて頒布いたしますので,代金を添えてお申し込み下さい.講習会終了後発送いたします.なお,本行事終了後は教材の販売はいたしませんので,入手ご希望の方は本行事にご参加いただくか,または開催前に予約申込みをして下さい.

【予習用教材】
本講習会は、前日行われる講習会「マルチボディシステム運動学の基礎」程度の内容を理解していることが前提です.その前提のもとで本講習会の効果を高めるため,予習用教材を準備します.予習事項は次のような内容です:質点系と剛体系/自由度/拘束/一般化座標と一般化速度/力とトルク/力とトルクの等価換算/作用力と拘束力/質点の運動方程式/剛体の運動方程式/慣性行列/運動量と角運動量/運動エネルギー.

※4月15日(金)までにご入金の確認が出来た方には,予習用教材のPDFをE-mailにてお送り致しますので,お申込の際は必ずE-mailアドレスをご明記頂きますようお願い致します。

【参考図書】
「マルチボディダイナミクスの基礎(田島洋著,東京電機大学出版局,6 300円)」
本講習会は参考図書に沿った内容が中心ですが,一部,補足や拡充された説明があり,また,全体の中の動力学関係の部分だけが講習対象です.(必要に応じて各自お求めください).

会場
東京大学 生産技術研究所 駒場リサーチキャンパス
総合研究実験棟 中セミナー室4(As311・312)
〒153-0041東京都目黒区駒場4丁目6番1号

交通:京王井の頭線駒場東大前駅下車徒歩10分
会場URL
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/campusmap.html
申し込み先

【申込方法】
申込者1名につき行事申込書(http://www.jsme.or.jp/gyosan0.htm からダウンロード)1枚に必要事項を記入し,FAX(03-4335-7618)でお申し込み下さい.http://www.jsme.or.jp/kousyu2.htm から直接申し込むこともできます.(あわせて聴講料もご送金願います.)
申し込みの際はお手数でございますが,下記の通りご記入願います.
参加行事番号:No.11-29 行事名称:「マルチボディシステム動力学の基礎」

問い合わせ先

担当職員 大竹英雄

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