一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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「機械の日・機械週間」記念行事 2011年特別フォーラム この危機を契機として,機械に支えられた現代文明のこれからを考える

2011年8月06日 | 関西支部特別講演会

【開催日】
2011年8月6日(土)12.40~17.05

【主 催】
一般社団法人日本機械学会 関西支部

【趣 旨】
2011年3月11日の東日本大震災は,わが国の歴史において永遠に語り継がれるべき悲惨な巨大災害となりました.それはまず,われわれが畏敬すると同時に畏怖すべき地球の姿を思い知らしめ,昨今の「地球にやさしい」といった表現に潜む不遜さや奢りを猛省させる出来事でありました.そして巨大地震と巨大津波は,直接的に,多くの人々を容赦なく痛めつけただけでなく,間接的にも,人類がその英知を結集して産み出したとも考えられていた科学技術の粋──原子力発電を今や産みの親に歯向かって暴れまわる怪物と変えてしまい,深刻きわまりない驚異をわが国だけでなく世界にも与えています.
この原子力発電に象徴されるように,現代文明は大量の資源とエネルギーの利用に立脚しており,そのエネルギーを生み出すとともにエネルギーを活用して人類の活動を豊かにすべき主役が機械であります.復興への課題は申すまでもありませんが,さらに,種々の限界があることが自明な地球において,今後人類が機械(技術)とどのように関わっていくか,そして機械工学はその要請にどのように応えていくかは,短期的にも長期的にも極めて重要な課題であります.本フォーラムでは,日本機械学会を代表するメンバーに加え,哲学や文化人類学の分野で日本をリードしておられるお二人をお迎えし,一般の皆様とともに,これらの問題を深く考えてみたいと思います.

【プログラム】
コーディネーター 吉田英生 京都大学大学院工学研究科教授
         (日本機械学会 関西支部 企画幹事長)

12.40~12.45 開催挨拶 古藤 悟 三菱電機(株)機械技術部会長
                 (日本機械学会 関西支部 支部長)
12.45~13.20 鷲田清一 大阪大学総長
13.20~13.55 上田紀行 東京工業大学大学院社会理工学研究科准教授
(休憩20分)
14.15~14.50 松久 寛 京都大学大学院工学研究科教授
       (元日本機械学会 副会長・元日本機械学会 関西支部 支部長)
14.50~15.25 小澤 守 関西大学大学院社会安全研究科副研究科長
       (元日本機械学会 関西支部 常務幹事)
15.25~16.00 金子成彦 東京大学大学院工学系研究科教授
       (日本機械学会 筆頭副会長)
(休憩20分)
16.20~17.00 総合討論
17.00~17.05 閉会挨拶 平尾雅彦 大阪大学大学院基礎工学研究科教授
                 (日本機械学会 関西支部 副支部長)

【定員】
280名

【参加費】
無料

【申込締切】
2011年7月29日(金)

【申込方法】
①氏名,②所属,③通信先をご記入の上E-mail,Faxまたは郵送にて関西支部宛お申し込み下さい.なお,特に参加券等はお送りしませんので直接会場受付にお越し下さい.

会場
大阪科学技術センター 大ホール(大阪市西区靭本町1-8-4)
問い合わせ先

【問合せ・申込先】
一般社団法人日本機械学会 関西支部
〒550-0004 大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル内
電話(06)6443-2073 FAX(06)6443-6049 E-mail: info@kansai.jsme.or.jp
※申込みに際しお届けいただいた個人情報は,当支部からのご連絡にのみ使用させていただきます.

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