状態監視振動診断技術者コミュニティ第 13回ミーティング
2004年にスタートした「ISO18436-2 準拠 機械状態監視診断技術者(振動)」資格認証制度は19年目を迎えました。今年7月時点での本資格の試験合格者は、カテゴリⅠ 840人、カテゴリⅡ 4,657人、カテゴリⅢ 493人、カテゴリⅣ 34人です。
トライボロジーの資格認証制度は2009年に開始され、今年1月時点でカテゴリⅠ 1,212人、カテゴリⅡ 246人、カテゴリⅢ 13人です。
本資格は診断技術に特化したものであり、これまでに類の無い資格として、設計技術者、保全技術者から高度専門家まで、また、重工業・回転機械製造業、エンジニアリング・メンテナンス産業、石油、化学、鉄鋼、電力、ガスなど多岐にわたる産業分野の技術者が資格を取得しております。
それぞれ振動診断技術という共通の技術に携わる技術者ではありますが、異なる業種にある技術者同士の技術交流、情報交換は新たなヒントを得る貴重な機会であり、技術力の向上に役立つものであると考えられます。
そこで、機械状態監視診断技術者のコミュニティの場として、また資格取得者に対するフォローアップの場として「状態監視振動診断技術者コミュニティ第13回ミーティング」を4年ぶりに対面のみにて開催することとしました。
多くの振動診断技術者の参加ならびに活発な意見交換を期待致します。なお、機械状態監視診断技術者(トライボロジー)資格認証者、資格取得をご希望の方も参加できますので、積極的なご参加をお願い致します。
【スケジュール】
開催日時 2023年10月13日(金)13:30~18:30
会場 アットビジネスセンター東京駅八重洲通り
東京駅から徒歩12分 (対面のみで開催)
【プログラム】
司会 日隈 幸治
13:30~13:40 主査挨拶
状態監視振動診断技術者コミュニティ 主査 渡部 幸夫
13:40~14:30 特別講演
防衛大学校名誉教授 松下 修己 氏
題名 「周期構造のモータ・ロータ系の共振現象」 デモあり
要旨 ターボ機械の翼が、静翼側との隙間に発生する周方向圧力分布で加振され、共振する現象を動静翼干渉と呼び旧知の振動問題である。一方、モータロータ・ステータ間の隙間の周方向電磁力分布に起因するモータ構造共振は電磁力共振と呼ばれ、音響問題として知られている。両者は、分野は違うが、いずれも周期構造のロータ系共振として、同じ力学で解釈できる。各種分野に対し統一的な解釈として「この横糸」について事例にて説明する。
14:30~15:30 カテ4の合格者のプレゼンテーション
(1)題名 「周波数変調解析法によるすべり軸受ラビング早期検出技術」
設備診断研究所合同会社 迫 孝司 氏
要旨 回転軸と静止部の軽微な接触(ラビング現象)は、振幅変化がごく僅かであり検知が難しい。ラビングによって接触応力が1回転に1回の変動が発生するため、回転周期の規則性を持った周波数変調を受けた波形(粗密波)が発生する。この規則性をケプストラム解析による回転周期ケフレンシー成分に着目して、軽微なラビングから焼付きに至るまで監視できる。高速回転スクリュー圧縮機や低速回転大型船舶ディーゼルの主メタルの監視などに活用している。
(2)題名 「遠心ポンプで経験したトラブル事例のご紹介」
(株)酉島製作所 原 貴司 氏
要旨 液体を送ることを目的としたターボ機械であるポンプは、取り扱い液の密度が大きいため流体加振力も大きく様々な振動が発生します。特に比較的高速で運転されることが多い遠心多段ポンプは、遠心ポンプの中でも振動事例が多い機種です。本講演では、筆者がこれまでに経験した遠心多段ポンプにおける振動事例をご紹介いたします。
15:30~16:30 振動相談 3件を予定
16:30~18:30 技術交流会
*振動相談がございましたら、9月29日(金)までに渡部にメールで連絡願います。
参加者の皆さんに回答して頂きます。
連絡先:w20010503@yahoo.co.jp
【定員】 100名(先着順)
【参加費】 5,000円(税込み)
【申込締切】
2023年9月29日(金)
◆コンビニ/ATMでのお支払期限は,お申し込みから3日以内です。申込後3日以内にお支払いされなかった場合は自動でキャンセルとなります.
◆コンビニ/ATM払いでのお支払いの際は,上記参加費とは別に1件あたり220円(税込)の手数料をご負担いただきます.
◆原則として,決済後はキャンセルのお申し出がありましても返金できませんのでご注意願います.
本ページからのお申し込みについては,集会事業申込規約にご同意いただいたものとみなします.
【申込方法及び注意事項】
Peatixより受付
https://jsme-20231013.peatix.com 締め切りました
◆はじめてPeatixを利用される方は,お申込み前にPeatixアカウントを取得(新規登録)していただく必要がございます.(Peatixアプリのダウンロードは必須ではありません.)
◆本ページにある「チケットを申し込む」をクリックし,必要事項をご入力の上,お支払いのお手続きをお願いします.
◆お一人ずつ個人単位でのお申込みをお願いします.
◆参加費のお支払いには,クレジットカード・コンビニ・ATMのいずれかがお使いいただけます.
決済種別に関する詳細はこちらを,お支払い方法についてはこちらをご覧ください.
◆お申込内容は,PeatixアカウントもしくはPeatixより配信されるお申し込み詳細メールからご確認いただけます.メールが届かない場合は,「peatix.com」からのメールを許可するように受信設定をお願いします.
◆コメント欄およびメッセージ機能でのご連絡には返信できかねますので,下記の問い合わせ先に直接ご連絡ください.
【領収書】
◆Peatixより発行される領収データを領収書としてお使いください.領収書は,Peatixアカウントへのログイン時に表示されるチケット画面もしくはお申し込み詳細メールからご取得いただけます.取得方法等の詳細はこちらをご確認ください.
インボイス対応の領収書希望される場合,本会HP「よくある質問」の「お支払い等ー財務グループ編」→「領収書の修正(再発行)を希望します」をご参照ください.
https://www.jsme.or.jp/member/question/#reciept_md
今までの、ミーティング情報は、状態監視振動診断技術者コミュニティHPに記載しております。 https://www.jsme.or.jp/conference/joutai/
【問い合わせ先】
秋山 宗一郎/TEL:03-4335-7616/E-mail: akiyama@jsme.or.jp