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第4回 一自由度系の自由振動

No.1229, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1229-36/

1. はじめに 本稿では,まず運動する系の自由度について説明し,次に最も簡単な一自由度系に着目し,外力が作用しない状態で生じる自由振動について説明する。 2. 自由度 運動している物体の任意の点の位置を表すために必要かつ十分な変数の数は自由度と呼ばれる。例えば図4.1に示す平面上…Read More

第4回 快走、国民の足となった台湾新幹線

No.1229, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1229-38/

技術開発の経験を語る 筆者は、かつて2001年から2005年まで4年間ほど台湾新幹線の建設&運営に関わる仕事に従事し、後半の2年間は、台湾高速鐵路公司に勤務した。その後2回ほど台湾新幹線=台湾高鉄を訪問、乗車する機会があり、快走し、国民の足となっている台湾新幹線を見出した。 日本…Read More

オンライン実験実習の試み

No.1229, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1229-42/

Withコロナのノウハウ-大学教育編- オンラインでの実習 「手を動かし」、「観察し」、「考える」ために 2020年度春学期の関西大学の授業は、遠隔での実施となった。実験実習科目も例外ではなく、オンラインでの対応が求められた。筆者は、1年次の導入科目「機械工学入門」のエンジンの分…Read More

第3回 さまざまな力と振動

No.1228, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1228-32/

1. はじめに 本稿では,まず機械の運動に伴い時々刻々変化するさまざまな力について説明し,次にそれらの力により引き起こされる運動の中で比較的概略を理解しやすく,かつ実際上問題となる場合が多い振動現象について概説する。 2. 復元力・摩擦力・減衰力 部材の弾性変形に起因する変位が大…Read More

新型塗装機で塗装の未来を塗り変えろ!トヨタ自動車(株)

No.1228, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1228-34/

2019年度技術賞 「超高塗着エアレス塗装技術」 過酷な塗装職場 2020年、トヨタ自動車(株)は、車体の塗装工程に使用する新型の塗装機「エアレス塗装機」(図1)を発表した。自動車の製造現場が待ち望んでいた世界初の技術だ。 自動車の塗装は、色や光沢のみならず、防錆や耐候性を与える…Read More

第3回 NCホブ盤によるATC段切り機能開発

No.1228, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1228-36/

技術開発の経験を語る NCホブ盤とは ホブ盤のNC(数値制御)化は旋盤・フライス盤などに比べ遅れたが、NC化に伴い段取り容易になるとともに加工精度も向上し、ATC(自動工具交換装置)装着からFMS(フレキシブル生産システム)へと発展した。当初のNC装置にはホブ軸とワークテーブル軸…Read More

実験授業へのコロナ感染症対応

No.1228, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1228-40/

急なキャンパス入構禁止処置 国内感染者は、2020年4月1日に250人超、3日に350人超となり4月8日から急遽入構禁止処置 大変急なキャンパス入構禁止処置であった。春学期の授業をオンライン化する話は既に3月から出始めていたが、4月8日からの入構禁止処置が決まったのは、4月6日で…Read More

第2回 仕事とエネルギーによる運動の捉え方

No.1227, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1227-38/

1. はじめに 本稿では,仕事とエネルギーに着目して運動を把握する方法を説明する。また静力学における仮想仕事の原理を概説した上で,ダランベールの原理を用いた運動方程式の導出方法を説明する。 2. 仕事とエネルギー 物体に力$f$が位置1から2まで作用するときに力がする仕事$W$は…Read More

産学連携が生み出した世界初の熱物性測定装置 名古屋大学・(株)ベテル

No.1227, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1227-40/

2019年度技術賞 「3次元熱拡散率測定に基づく非接触・非破壊繊維配向評価システムの開発」 炭素系複合材料の内部状態を知る新技術 2018年、名古屋大学と(株)ベテル ハドソン研究所(以下、ベテル)は、非接触・非破壊で繊維状態(配向・強度・疎密分布)を数分で調べることのできる繊維…Read More

第2回 蒸気タービン用新型軸受の開発を振り返る

No.1227, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1227-42/

技術開発の経験を語る 開発の背景とコンセプト 我が国が高度経済成長に沸いていた当時、電力需要逼迫に対応すべく発電用蒸気タービンの容量は年と共に増大し、タンデムコンパウンド形で単機600MW、クロスコンパウンド形で単機1,000MWが出現する勢いにあった。そのため、確実にトルクを伝…Read More

第1回 運動の法則と運動方程式

No.1226, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1226-32/

<本連載にあたって> 機械工学に携わる技術者にとって「材料力学,機械力学,熱力学,流体力学」の4力学は,必須の重要な学問分野である。一方,大学や高等専門学校等の機械工学教育プログラムで扱う学問領域の多様化もあって,これらの基礎力学に割り振られる時間は減少傾向にあることから,初学者…Read More

日機装(株) 過酷な環境下で働く特殊ポンプで社会のインフラを支える

No.1226, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1226-34/

日本にはこんなすごい会社がある! 特殊ポンプや航空機用部品、血液透析装置など、日本になかった技術で新たな市場を開拓してきた日機装。その絶え間ない進化の軸になっているのが、“特殊ポンプ”だ。同社は「特殊ポンプ工業株式会社」として1953年に創業。以後、海外の特殊ポンプの輸入・販売を…Read More

第1回 水中エンジン(リサイクルおよび密閉サイクルディーゼル機関)

No.1226, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1226-36/

技術開発の経験を語る 開発の動機と背景 当社宛に米国の某調査会社からリサイクルディーゼル機関についての情報がもたらされたのは1970年であった。当時、海洋開発に必要な動力源として、動力搬送用ケーブルを必要とせず、海中で独自に動力を発生する装置の需要が増すものとの国内での調査分析結…Read More

第12回 熱機関のサイクル

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-30/

1. はじめに 本稿では,熱機関の理論サイクルをエクセルギーの観点で考察することで,エネルギー資源を効率的に利用するための考え方を理解する。 2. 熱機関のサイクル 車や発電機など様々な熱機関について検討するとき,そのサイクルを理想化し単純化した理論サイクルを用いることが多い。一…Read More