一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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RC192

1.分科会名称

(社)日本機械学会 研究開発推進センター(設立準備室)

『燃焼装置における火炎の安定限界の拡大を目指す研究分科会�』
2.主査名

新井雅隆(群馬大学工学部)
3.設置期間

2001�年�6�月�~�2003�年�5�月�までの�2年間
4.活動目的・内容

二酸化炭素排出量の低減及び環境保全のために種々の燃焼装置のさらなる高効率化や低公害化が望まれている.燃焼装置についての技術開発の
動向を見ると,1980年代には多くの燃焼改善方式が提案され,1990年代にはそれらが実用化された.本分科会の基盤となるRC-137,RC-153,RC173
等の研究分科会では,この実用化を燃焼の最適制御技術と捉え,種々の技術開発や研究を行い一定の成果をあげてきた.しかし,地球温暖化防止に
関する京都議定書(COP3)の目標を達成するためには,さらなる省エネルギー化が望まれ,新燃焼方式を含むより高効率な燃焼技術の開発が望まれる.
また,高温希薄燃焼やEGR燃焼などの新しい燃焼方式を実用に供するためには,その燃焼方式に見合う火炎の安定化技術が必要になり,広範囲の運
転条件に対応する燃焼の安定化に関する技術基盤を確立することが,実用的な低公害高効率燃焼装置を設計するための基礎であることが最近再認識
されている.
本研究分科会は,これを踏まえ燃焼の安定限界の拡大に焦点を絞り,燃焼理論の立場から,また,燃焼の制御の立場から検討を加え,安定化限界の
拡大を行う技術的基盤を構築することを目的としている.また,新しい燃焼方式についての燃焼安定限界の把握と実用化のための技術開発を行う.具体
的な内容として,

(1) 火炎の安定限界の拡大手法に関する新しいアイディアの抽出と整理を行い,具体的な安定化技術に関する基礎データの取得を行う.

(2) 研究者側委員の提案する新燃焼方式の実用化を工学的に検討し,火炎安定化技術としての立場から,各燃焼方式の有効性を評価し,実用化の際
に有用なデータを提供する.

(3) 燃焼炉の開発ツールとしての計測法と数値計算法を火炎安定化技術に応用し,火炎の安定化技術に役立つ計測法や計算法を提示する.
5.参加負担金額 (年間)

40万円
6.問合せ先

分�科会主査 新井 雅隆 (群馬大学工学部)
Tel.0277-30-1522  Fax.0277-30-1521   E-mail aria@me.gunma-u.ac.jp
分科会�幹事 天谷 賢児 (群馬大学工学部)
Tel.0277-30-1523/1524  Fax.0277-30-1521   E-mail amagai@me.gunma-u.ac.jp