RC278
1. 分科会名称 | 『産業変革期の電子実装技術における信頼性設計と熱制御に関する研究分科会』 |
2. 主査名 | 池田 徹(鹿児島大学) |
3. 設置期間 | 2018年4月~2020年3月(2年間) |
4.分科会HP | http://www.solidmech.sakura.ne.jp/JSME-RC/JSME-RC.html |
5. 活動目的・内容 | 現在,我々の社会は,第4次産業革命(IoT,ビッグデータ,人工知能(AI),ロボット,シェアリングエコノミー等) の変革の中にある。電子実装の技術もこの変革に対応してゆく必要がある。
まず,この流れの中で,動力(二次エネルギー)源の電力化が急速に進もうとしている。顕著な例は,ガソリン自動車の電気自動車への転換である。また,一次エネルギー源も地球温暖化防止の観点から,化石燃料を減らし風力や太陽光発電の割合が増大する。このために,エネルギー変換を担う非常に多くのパワーモジュールの需要が発生する。過酷な環境下で大電流を扱うパワーモジュールでは,電子実装の信頼性設計と熱制御設計が変革を支える重要なキーテクノロジーとなる。 また,第4次産業革命では,大量のセンサーとコンピューターがネットワークで接続され,工場,店舗や家庭にまで,その変革の影響は及ぶ。その過程で,膨大な量の実装部品が必要となる。しかもこれらの実装部品は,安価で高信頼性なものが要求される。 このような産業変革期において,我が国の実装技術と産業が世界をリードするために,本研究会を設置して電子実装における信頼性設計技術と熱制御に関する基本技術を開発する。 |
6. 期待される研究成果 | 本研究分科会の研究成果は,関係する学協会での論文,講演発表が期待され,工学的価値は高い。また,得られた評価手法,設計手法,ソフトウエアおよびデータベースは企業側委員に還元され,これらが実際の電子実装産業の企業の現場において広く使用されることが期待される。さらに,一部の成果は,業界団体の規格設定の基礎データとなることが期待される。 |
7. 参加負担金 | 50万円(年間)×2年 |
8. 問合せ先 | 池田 徹 鹿児島大学 学術研究院 理工学域工学系 教授 (主査)
TEL: 099-285-8257, FAX: 099-285-8257, e-mail: ikeda@mech.kagoshima-u.ac.jp |