RC280
1. 分科会名称 | 『光学計測と数値解析による高度燃焼技術応用のための国際協力研究分科会』 |
2. 主査名 | 石間経章(群馬大学) |
3. 設置期間 | 2018年4月~2020年3月(2年間) |
4. 活動目的・内容 | 内燃機関や外燃機関を主とした燃焼の研究には,国際協調,地域性,先端の研究が必要である.すなわち,燃焼に関する法規制を含めた各国の最新の情報を逐次日本国内で共有し,日本固有の問題あるいは国際的な問題に対応できる燃焼技術についての最先端の研究を産官学一体となって研究する必要がある.産官学が一体となって研究を推進する形式として,SIPやAICEのような即効性を期待した実施形式も存在している.一方ですそ野が広い,基礎的かつ普遍的な燃焼・流動に関する知見を得る研究への期待も大きくなっている.このような考えのもと,本RCは基礎的・普遍的な知見を得るような研究を行いながら産業界のニーズと学界のシーズをマッチングしながら共同研究を推進することを目的とする.
RCは継続している前身のRCまで継続的に国際エネルギ機関(IEA)と連携し,「燃焼における省エネルギと環境保全研究」の共同研究を行っている.最近の新しい動向として,Engine Combustion Network(ECN)による国際共同研究が進められており,日本国内でも情報を得たい研究者は企業が多く存在する.本RCにてECNの情報収集をはじめ,国際的な連携の状況などを随時報告できるような活動を行うことも併せて目的とする. 研究対象は,内燃機関の燃焼にかかわる諸現象とし,燃焼の基礎の理解と燃焼の積極利用のための技術を実験,シミュレーションおよび理論的アプローチにより高度化する.本RCの特徴として,最先端計測技術(レーザ応用計測,画像計測など)およびシミュレーションを有効活用しながら研究を推進する. |
5. 期待される研究成果 | (1) 研究者委員と参加企業委員の知識,応用事例,研究動向などを参加委員が共有することができる.この結果,工業的に意義のある研究ニーズや研究者委員が持つシーズを理解・把握しながら実用化を意識した研究を実施できる.
(2) 本分科会で得られる委員からの基盤的および先端的情報により,次世代環境対応型燃焼技術開発および実用化が可能になる. (3) 海外の先端的な情報を迅速に入手・提供し,随時,研究者側委員と会社側委員の情報交換の場を設ける.各種国際共同研究に参加し,最新の情報を得ることができる. (4) SIPおよびAICEなどで足りない基盤的な研究を産学連携で推進できる. |
6. 参加負担金 | 40万円(年間)×2年 |
7. 問合せ先 | 石間経章 群馬大学 教授 (主査)
TEL: 0277-30-1528, FAX: 0277-30-1531, e-mail: ishima@gunma-u.ac.jp |