一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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VE/VRを用いた設計・開発・ものづくりの新しい検討手法の紹介

2021年12月07日 - 2021年12月07日 | 設計工学・システム部門オンライン開催特別講演会No.21-93

【企画】設計工学・システム部門

【協賛】自動車技術会,精密工学会,日本設計工学会,日本計算工学会,日本シミュレーション学会,日本バーチャルリアリティ学会

【開催日】2021 年 12月 7日(火)

【開催形態】オンライン開催(Zoomを利用)
※ミーティングIDとパスワード,電子ファイル教材についてのご連絡は,開催5日前を予定しています.

【趣旨】 Industry 4.0,IoT等のDigitalを用いたビジネスの動きや新しい開発/ものづくりの話題が毎日,聞こえてくる昨今です.それに関連として「距離/時間/要素を同一の場」で共有検討できる共通の3Dデータ環境としてVE(Virtual Engineering)が注目を集め,加速展開しております.2020年5月に経産省より発表された“ものづくり白書”に「我が国の製造業では3Dによる設計が未だに普及しておらず、バーチャル・エンジニアリングの体制が整っていない。不確実性が高まり、製造業のダイナミック・ケイパビリティの重要性が増している中で、このバーチャル・エンジニアリング環境の遅れは、我が国製造業のアキレス腱となりかねないと言っても過言ではない。」と記述されている。機械学会 設計工学システム(D&S)部門では2013年以来,CAD/CAM/CAE/PLM/Data流を駆使する“VEとVR(Virtual Reality)の動向と活用検討”を講習会で,紹介して来ました.9回目となった本年度も,3Dデータ活用のVE/VRポテンシャル最新状況の説明を行うとともに,今後の動向についての指針の一部を示す予定です.

 

【プログラム・題目・講師】

司会 :機械学会D&S産学連携委員会委員 内田孝尚

1. 13:00-14:00
「新時代のものづくりとVR」

東京大学大学院情報理工学系研究科 教授 廣瀬通孝

内容:
VRをはじめとするリアルとバーチャルの境界領域に存在する一連の技術群が今後ひきおこすであろう社会変革は,いわゆるインダストリー4.0の概念よりもずっと広汎なものである.本講演ではVR技術の現状と将来についてまとめた上で,新しい産業構造の在り方や方向性について,具体的事例を交えて考えてみたい.

 

休憩 14:00-14:05

 

2. 14:05-14:45
「世界のバーチャルエンジニアリングの実態と日本の課題」

東京電機大学工学部 非常勤講師 内田孝尚

内容:
新しい開発/ものづくりの動きは今から20年ほど前、大きく舵を切っていたと思われます.その動きは全世界的に、3D/Digital/Virtualを用いた新しい設計/開発/ものづくり環境への移行に繋りました.営業、ユーザーも含めた開発者達が「思考と状況」を共通活用出来る「距離/時間/要素を同一の場」としたVE(Virtual Engineering)環境の加速展開が進み、ポテンシャルの高い製品アウトプットが始まった.その基本はデジタルデータを用いた各分野の連携融合されたエンジニアリングです.バーチャルエンジニアリングの世界の実態を説明する予定です.

 

3. 14:45-15:30
「フロントローディングによる金型準備・ホワイトボディ工程のプロセス改善」

オートフォームジャパン株式会社 副社長 鈴木 渉

内容:
従来、日本の金型の最終調整は現場の技術者に委ねることで、高い信頼性と品質を誇っていた.現在も、日本 ではその動きは継続されているが、欧米では業務プロセスのデジタル化を進め、フロントローディングにより後工程でのリスクを削減する全体視点でのリードタイム、コスト削減を実現している.さらに、金型トライアウト・量産時の問題解決にも活用が進んでいる.世界で 進む金型設計の現実を報告する.

 

休憩 15:30-15:35

 

4. 15:35-16:35
「VR体験時の視線の動きとVR酔いの関係」

東海大学 情報通信学部 学部長 教授 濱本和彦

内容:
VR体験時に注視対象を注視することでVR酔いを低減できることが知られているが、注視対象の移動やそれに追従する視点の動きとVR酔いの関係は良く分かっていない。一方、最近のHMDでは、視点計測ができる機能を有するものが増えており視線での操作に対応したVRコンテンツも出てきている。
本講演では、HMDによるVR体験時の注視対象の移動と視点の動き、およびVR酔いの関係について検討した内容について報告する。

 

5. 16:35-17:00
本日のWrap Up

機械学会D&S産学連携推進委員会 内田孝尚

内容:
・質疑応答&まとめ

【定員】100名

【聴講料(いずれも税込,電子ファイル教材含む)】
正員5,000円,会員外7,500円,学生員2,500円,一般学生2,500円.

開催日の1週間前までに決済をお願いいたします.なお,原則として,決済後はキャンセルのお申し出がありましても返金できませんのでご注意願います.
参加登録のシステム利用料として,上記聴講料とは別に220円(税込)をご負担いただきます.
協賛団体会員の方も同様の料金とさせていただきます.

【注意事項】
※特別員の資格(会員扱い)で行事に参加される場合,聴講料は正員の価格となります.下記申込先フォームの会員資格は「特別員」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい.
※「特別員行事参加無料券」を利用される場合,聴講料は無料となります.予め「特別員行事参加無料券(原本)」をご用意の上,「特別員」としてお申込みください.「無料参加券を利用する」と「コンビニ決済」を選択して申込完了後,担当職員まで「自動返信メール」「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.
※協賛団体会員の方は「協賛団体一般」「協賛団体学生」を選択し,「通信欄」に協賛団体名をご記載ください.

【申込方法】イベントペイより受付
イベントペイ・領収書の宛名変更に関しましては下記の注意事項についても事前にご確認のうえ1名ずつお申込みください.

一部行事におけるWeb決済システム(イベントペイ)の導入について

 

https://eventpay.jp/event_info/?shop_code=6791237415745854&EventCode=5508537256

 

【教材】教材(DL版)のみ希望の場合は
Web (https://www2.jsme.or.jp/fw/index.php?action=kousyu_index&gyojino=21-93) からお申し込み下さい.

1個につき,会員2,000円,会員外3,000円(ともに税込)にて頒布いたします.

 

【申込締切日】2021年11月30日(火)

【担当職員】秋山 宗一郎/E-mail: akiyama@jsme.or.jp

会場
オンライン開催

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