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2018/1 Vol.121

【表紙の絵】
「心ウキウキゆかいな
メロディーメーカー」
吉川 知里 さん(当時9 歳)

前にテレビで見た“日本の町工場で作られたネジや部品が世界で使われている”という話をきっかけに考えていた機械です。
ドアの開閉の力で歯車が動き、その時その気分にあった音楽が流れてきます。
朝は1 日を元気に過ごせるようなやる気の出る音楽、夜は1 日の疲れをとってくれる優しい音楽、
悲しいことがあった時は、なぐさめてくれます。
荷物やお手紙が届くとお知らせチャイムが流れます。

バックナンバー

機械遺産のDNA

「世界一安くて良いボイラーを創ろう」の原点 小型貫流ボイラZP 型

図1 小型貫流ボイラZP 型(機械遺産No.75)

製麦機からボイラへ

画期的なZ 型缶体構造へのチャレンジ

1956年、三浦工業(株)創業者の三浦保は新規事業としてボイラの開発を開始した。当社はそれまで、精麦機や押し麦を作る圧扁乾燥機を製造していたが、精麦関係の市場の縮小の兆しが見える一方、あらゆる産業での基礎的な機械であるボイラの需要が伸びることを予想していた。また当時、麦の圧扁乾燥に必要なボイラは外部から購入していたが、ボイラを製造できる会社は限られており、納期が非常に長いこともあり、ボイラを当社で開発することを考えるようになっていた。そうした中、1959年2月に新しく「ボイラー及び圧力容器安全規則」が制定され、10kgf/cm2以下、伝熱面積10m 2以下の小型貫流ボイラは無免許で使えるようになった。三浦保はこのチャンスを見逃さず、小型貫流ボイラの製造に目標を定め、給水・燃焼の自動化を研究し始めた。そして三浦保はじめ、多くの社員の努力と熱意によって生み出されたのが、小型貫流ボイラZP 型である(図1)。

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