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2018/1 Vol.121

【表紙の絵】
「心ウキウキゆかいな
メロディーメーカー」
吉川 知里 さん(当時9 歳)

前にテレビで見た“日本の町工場で作られたネジや部品が世界で使われている”という話をきっかけに考えていた機械です。
ドアの開閉の力で歯車が動き、その時その気分にあった音楽が流れてきます。
朝は1 日を元気に過ごせるようなやる気の出る音楽、夜は1 日の疲れをとってくれる優しい音楽、
悲しいことがあった時は、なぐさめてくれます。
荷物やお手紙が届くとお知らせチャイムが流れます。

バックナンバー

私の一冊

『科学を育む』

合田 公一(山口大学)

15年ほど前に黒田玲子先生が執筆された書「科学を育む(中公新書)」を手にした。何故この本を選んだのか記憶にない。いま読み返すと、「まえがき」において「科学者の知的好奇心から自然の理を明らかにするために研究を行うという本来の役割に加え、自ら行っている研究の社会における位置づけや意味を把握する必要がある。そして、その成果が社会に影響を与える以上、社会に対して研究内容をその限界や可能性も含めて説明していかなければならない。」の箇所に自ら下線を付しており、おそらく興味深くなって購入したのかもしれない。実はこの下線部が本書の核心である。

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