一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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自動車における3次元設計の現状と課題

2022年10月13日 - 2022年10月13日 | 設計工学・システム部門オンライン開催基礎設計技術-基礎講習会No.22-119

【開催日時】
2022年10月13日(木) 10:10~16:40 (受付開始9:50)

【開催形態】
オンライン開催(Zoom ミーティングを利用)
◆参加費のご入金が確認出来た方には,開催2日前を目途に,ZoomミーティングIDとパスワード・当日用資料について,お申し込み時のメールアドレス宛へご連絡します.

【協賛】
自動車技術会,精密工学会,日本設計工学会,日本計算工学会,日本シミュレーション学会,計測自動制御学会,システム制御情報学会,日本工作機械工業会,日本工作機器工業会,
日本船舶海洋工学会

【趣旨】
製造業における製品開発は自動車産業が牽引役となり,「3D‐CADによる設計」の時代となりました.3Dデータは形状の確認,複雑な部品間空間成立性(干渉),レイアウト(配置),性能予測,生産工程要件,等々の検討,また,カタログから整備要領書に至るまで,活用の領域は広範囲に及びます.一方で,その活用の実態は,企業毎,様々なところを残しており,3Dデータ整備の時代にあっても,ノウハウ情報の伝達における「2D図面の重要性」は変わっていません.一方,製造業そのもののグローバル化に対応するために,「技術情報の伝達・活用」への取組みが,一層重要な課題となってきました.
本講習会では,CAD研究のアップデート,内外アセンブリメーカでの3Dデータ利用からサプライヤサイドでのモノ造りデータとしての運用実態等々をわかりやすく紹介することで,3Dデータを構築/運用するメリットと将来への方向性,3Dデータに具備すべき要件についての考察を行います.
参加企業の皆様においては,自動車業界の方々はもとより,機械・電機・重工など他産業を含めて,2Dと3Dデータの両方を運用する現状から,今後3Dデータをどのように構築,活用していくかを検討する参考にして頂きたいと考えております.積極的な参加と論議を期待いたします.

【プログラム】
10:10~10:15 ご挨拶

司会:アドバンスソフト(株) 加藤 廣

 

10:15~11:15 (1)「スマートマニュファクチャリングにおける製品開発のデジタル化と3次元CADデータの活用」

東京大学 名誉教授 木村 文彦

設計生産におけるデジタル化(Digitalization)がグローバルな環境で普及し,製品開発活動の効率化・高度化が急速に進展している.製品開発の全ライフサイクルにおけるデジタル化された製品技術情報の共有と再利用は基本であり,3次元CADデータはその中核をなす.研究開発の現状と今後の動向を概観する.

 

11:20~12:20 (2)「グローバル展開時代のデジタル開発を支える3Dデータ活用」

日産自動車(株)  R&Dエンジニアリング・マネージメント本部 製品品質設計技術革新部
製品開発情報マネージメントグループ
主管 笹川 正彦

日産自動車では早くから3Dデータを衝とする開発を推進してきた.BOMと連携した3Dデータをマスターとすることにより,生産性検討・CAEなどのコンカレントエンジニアリング,生産部門への一元流通も実現した.近年では海外開発拠点や海外サプライヤー,更にアライアンス各社とのコラボラティブエンジニアリングにも効率的に対応することが出来ている.これら最新の取り組み状況について紹介する.

 

12:20~13:20 昼食・休憩(60分)

 

13:20~14:20 (3)「モノづくりにおける3次元CADデータのグローバル活用と課題について」

ジヤトコ エンジニアリング(株) エンジニアリング事業部 部品システム開発部 CAEグループ
プロフェッショナルスタッフ 汐月 利夫

ジヤトコでは製品3Dデータを 開発から生産まで活用することにより開発期間短縮と設備対応の迅速化を実現してきた.昨今 開発及び生産拠点がグローバル進出していく中,CADデータ作成のグローバル化対応及び効率的な管理運営の仕組みや今後の課題・取り組みについて紹介する.

 

14:25~15:25 (4)「自動車向けフレキシブル生産ラインの設計・立ち上げに向けた製造のデジタルツインの活用」

シーメンス(株) デジタルインダストリーソフトウェア

ビジネスコンサルティング部

シニアコンサルタント 五島 直

デジタルツインは,実在する製品や工場の振る舞いをそっくり双子のようにバーチャル空間に再現する技術概念である.デジタルツインによって,計画に対する実績をデジタル情報で比較分析し,製造プロセスの継続的な改善と最適化,デジタル情報によるモノづくり情報の製造現場への転写が可能になる.今回は,デジタルツインを活用した自動車のフレキシブル生産ラインの設計・立ち上げについて紹介する.

 

15:25~15:40 休憩(15分)

 

15:40~16:40 (5)「日産自動車における3D データ活用推進の取り組み」

(株)日産オートモーティブテクノロジー CAD技術推進部
主担 中込 康之

日産自動車ではグローバルでの開発から生産・販売までを含めたデジタルデータ活用推進を目的に,最新3D情報が早く簡単に世界中の拠点で共有可能な環境を構築し,3Dを衝とした運用を行っている. 本取組みの中で3D図面の導入について具体的な事例や,課題と解決のキーポイント,および最新の取り組み状況について紹介する.

【定員】
50名,申込先着順に定員になり次第締め切ります.

【参加費(税込)】
正員・特別員(行事参加割引コード利用)・協賛団体一般20,000円,
正員(継続特典)・大学院生の会員(正員)・学生員・協賛団体学生10,000円,
会員外30,000円,一般学生15,000円.

◆学生員から正員資格へ変更された方は,卒業後3年間,学生員価格にて講習会にご参加いただけます.お申し込みの際,「正員(継続特典)」を選択し,卒業年と卒業された学校名を「通信欄」にご記入ください.
◆大学院生の会員(正員)の方は「学生員」を選択し,「通信欄」に所属大学院名,課程・学年をご記入ください.
◆特別員(法人会員)で参加される場合,「行事参加料割引コード」のご利用で参加費は正員価格となります.お申し込みの際,「特別員」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい.
◆「特別員行事参加無料券」のご利用で,参加費は無料となります.「特別員(無料券利用)」としてお申込みの上,以下の担当職員まで「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
一般社団法人日本機械学会 設計工学・システム部門担当 秋山宛
◆協賛団体会員の方は「協賛団体一般」「協賛団体学生」を選択し,「会員番号」に協賛団体会員番号,「通信欄」に協賛団体名をご記入ください.

【教材】
上記参加費には教材1部(DL版)代金を含みます.なお教材(DL版)のみご希望の方は,行事終了後,1部につき会員2,000円,会員外(協賛団体会員含む)3,000円(いずれも税込み価格)にて頒布いたします.ご希望される方は10/20以降に下記ページよりご購入下さい.
https://www.jsme.or.jp/publication/event-pub/

【申込締切】
10月7日(金)
◆コンビニ/ATMでのお支払期限は,お申し込みから3日以内です.申込後3日以内にお支払いされなかった場合は自動でキャンセルとなります.
◆コンビニ/ATM払いでのお支払いの際は,上記参加費とは別に1件あたり220円(税込)の手数料をご負担いただきます.
◆原則として,決済後はキャンセルのお申し出がありましても返金できませんのでご注意願います.
本ページからのお申し込みについては,集会事業申込規約にご同意いただいたものとみなします.

【申込方法及び注意事項】
Peatixより受付

URL: https://jsme22-119.peatix.com

◆はじめてPeatixを利用される方は,お申込み前にPeatixアカウントを取得(新規登録)していただく必要がございます.(Peatixアプリのダウンロードは必須ではありません.)
◆本ページにある「チケットを申し込む」をクリックし,必要事項をご入力の上,お支払いのお手続きをお願いします.
◆お一人ずつ個人単位でのお申込みをお願いします.
◆参加費のお支払いには,クレジットカード・コンビニ・ATMのいずれかがお使いいただけます.請求書は発行しません.決済種別に関する詳細はこちらを,お支払い方法についてはこちらをご覧ください.
◆お申込内容は,PeatixアカウントもしくはPeatixより配信されるお申し込み詳細メールからご確認いただけます.メールが届かない場合は,「peatix.com」からのメールを許可するように受信設定をお願いします.
◆コメント欄およびメッセージ機能でのご連絡には返信できかねますので,下記の問い合わせ先に直接ご連絡ください.

【領収書】
◆Peatixより発行される領収データを領収書としてお使いください.領収書は,Peatixアカウントへのログイン時に表示されるチケット画面もしくはお申し込み詳細メールからご取得いただけます.取得方法等の詳細はこちらをご確認ください.

【問い合わせ先】
設計工学・システム部門担当 秋山 宗一郎/E-mail: akiyama@jsme.or.jp/TEL: 03-4335-7616

会場
オンライン開催
申込締切
2022年10月07日

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